表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/110

本題は突然やってくる

 目の前の席には、アレンとイケオジ。後ろにリアムが控えている。


 圧がすごい。イケメンの圧が。

 今、顔をディスられたばかりなんですけど。


「アイナ、怪我はありませんか?」

 挨拶もそこそこに心配顔のアレンに質問される。

 今、私には話をするほどの元気はないため、首肯のみで答える。

 何もかもがめんどくさい。本来なら返事だってしたくない。

 それこそ人形のように座っていたい。


 そうだ。引きこもろう。


 しかし、思った瞬間にばれた。


「今、強制的に話を終了させようと考えましたよね?ダメですよ。話が終わってからにしましょうね。」


 しかも、優しく諭された。くそぅ。


「話はリアムに聞きました。すみませんでした。やはり、もう少し護衛をしっかりとさせるべきでした。」

 アレンの言葉を受けてリアムが頭を下げる。

「申し訳ありませんでした。俺が始めから間に入っていれば、直ぐに行動をしていれば……」


 私はゆっくりと首をふる。

 だって、最初にリアムを止めたのは私だ。

 本来なら私が事を大きくしてしまったことを謝らなければいけない所である。


「いえ、貴女の性格は分かっているつもりでした。貴女が事を荒立てたくないや目立ちたくない気持ちを持っていること、護衛が付くことで行動の制限をしたくないという私の考えを優先しました。例え護衛がつくことも快く思っていなくても二人体制にするべきでした。」


 違う。私が引き込もっていれば良かった。

 いや、大前提として、さっさと出ていっていれば良かったのだ。何時までも好意に甘えていたのだ。

 もっと前からすれば、巻き込まれなければ良かったのだ。


 やっぱり、サクッと殺してくれれば良かったのに。

 そうすれば、迷惑にならなかったのになぁ。


 どんどんと思考が暗くなっていく所にのんびりとしたバリトンボイスの横やりが入る。


「反省中悪いんだが、俺の紹介を誰かしてくれ。だいぶん放置されてるぞ。」


「あ、忘れてました。こちら、第二騎士団の団長のオリバー・カレントンです。」

「忘れんなよ。仮にもお前の上司だぞ。悪いな、こんな気の効かない部下で。改めてよろしくな、嬢ちゃん。それと、今回は何て言えばいいか……大変だったな。」


 イケオジことオリバーは、突っこみを入れつつ、挨拶をし、難しい顔をする。


 忙しい人だな。

 それと、「嬢ちゃん」ってなんだ。この人、ウォルター枠の人なのか?


 しかし、その疑問はオリバーの次の言葉でどうでもよくなってしまった。


「それでな、嬢ちゃんの身柄をうちが預かることになった。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 異世界版いじめ話なのかな?読み続けるのはきついね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ