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気にしない、気にしない。

 今、聖女様による素晴らしい講話が王宮の中で広まっている。


『佐藤 愛菜は、自分で起こした不始末を私のせいにしようとしている。あいつは悪魔だ!!』と。


 まぁ、そうなると思ったけどさ。もう少し何とかならなかったものか……


 例えば、出所がわからないように噂を流すとかもう少し「~らしい」って雰囲気をだすとか。

 知ってる、わかってる人からすれば出所が特定は簡単だけど、知らない人が聞いたら信じるような噂を撒こうよ。


 まあ、それを信じているのは、あの女の裏の顔を知らない人だけど。

 ぶっちゃけ、彼女を盲信している男どもだ。

 特に第一騎士団の方々。


 廊下を歩いているとちょいちょい絡んでくる。

 デジャ・ビュ!!元の世界でよくやられた。

 思い出したくもないがな!!


 向こうでもそれが常だったから別にどうとも思わないけど、仕事しろよとは思う。


 でも、よく考えてみたらこの意気に城から出ていってしまえばいいんじゃない?いい口実ができたじゃないか!!

 そう考えた矢先にアレンさんが私のもとをやって来た。


 しかも、新顔を二人連れていた。

 一人はニコニコ・キラキラとエフェクトが付きそうな感じで笑っているがその笑顔が嘘くさいエセ紳士。

 もう一人は、濃紺の髪にめがねをかけていた。アレンさんとエセ紳士と比べると小さい。私よりは身長があるけど。


 どちら様?と首をかしげてみたら、紹介をしてくれる。


「こんにちは。先に二人を紹介しますね。私の班に所属してます、こっちが分隊長補佐のノア、隣がリアムです。」


 ふむ、エセ紳士がノア、めがねがリアム、か。


「はじめまして。佐藤 愛菜です。」

 お互いぺこり。


「突然ですが、最近変わったことや困ったことはありませんか?」

 アレンさんが早速本題を振ってくる。

「困ったこと……特には?」

 思い返してみれど、困ってはいないな、うん。

 キョトンと見返すとあからさまにため息をつかれ、エセ紳士とめがねがちらりと視線を交わしている。


 なに?


「侍女や騎士たちから何か嫌がらせをされたりしていませんか?」


 ん?あぁそういうこと?

 鈍すぎて気づいてないと思われたかな。勿論気づいてますよ。


「嫌がらせ、と思っていませんが、何かと言われていますね。向こうでは、日常茶飯事だったので特に気にしていません。」


 気にしたら負けだからね。

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