チュートリアル4
女神「やっとテストが終わったわね。どうだった?」
神「その話題を振るなよ……まあ、赤点は免れたと思うぞ。がんばらないと、悲しむ奴がいるんでな」
女神「へー。まさか、彼女……とか?」
神「そ、そそそそんなんいるわけないだろ! つうか、そっちはわざわざテストの出来を聞いてくるくらいだから、自信あるんだろうな」
女神「まあまあってところね」
神「余裕だな……ったく」
女神「あの……もし良かったら今度、勉強……」
神「そんなことより、ダンストはちゃんとやってんのか?」
女神「え? あ、うん」
神「気をつけろよ。ちょっと遊んでみてわかったけど、自由にさせとくと、こっちの予想の斜め上な行動とか平気でやるから。
オートでレベル上げもできるけど、やっぱりこまめに様子をみてやった方がいいみたいだ。本当に手の掛かる連中だよ」
女神「へ、へぇ~~。うちの子たちは、オートでも普通にレベル上げをしてたけど……そうなんだ」
神「そうなんだよ。これを面倒と思うようなら、他のゲームで遊んだ方がいいかもな。それに最初のラスボスも結構強そうだし、相当鍛えてやらないとクリアは難しいとみてる。やり応え十分だ」
女神「最初のって……なんだっけ、たい……鯛焼き王?」
神「怠惰の王だよ」
女神「あぁ、あの……ざ……」
神「ざ?」
女神「な、なんでもないわよ。ざ……残虐そうな見た目のやつよね」
神「そうなんだよ。あいつ、こっちの生命線の僧侶を迷宮の外に追放してくるんで、その対策を考えなきゃならんのだ」
女神「攻略サイトに書いてないの?」
神「だから、それを見たらつまんないだろ。自分で考えて乗り越えるから、ボスを倒した時の達成感ってものが味わえるんだし」
女神「ふ、ふーん。じゃあ、誰かに助けてもらえばいいんじゃない?」
神「ああ、あの……最悪な友神システムとかいうやつか」
女神(――やっと気づいた! っていうか、もしかして気づいてた?)
神「正直、ゲームで他人を頼るのは趣味じゃないんだよな」
女神(――友神システム前提の難易度なのに……ああもう。ここにいるでしょ! 友神になってくれそうな人が! ばかぁ!)




