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プリンがのどに詰まった話

あ、やばい。これやばい……。

脳裏をそんな言葉がよぎっていく。

声が出ない。助けが呼べない。

死ぬのか?ここで……?こんなくだらない理由で?

まさか、まさか。


プリンを喉に詰まらせるなんて……。




俺、晴巳は高校卒業を前に、友人たちとバイクで北海道に旅行へ行った。

いわゆる、卒業旅行である。

仲のいい奴らでの旅。俺は相当テンションが上がっていた。

観光スポットを巡ったり、旨い飯を食ったり。

とにかく楽しくて仕方がなかった。

だが、その帰り。悲劇は起きた。

事故ったのだ。

誰がって?俺がさ。

バイクのスリップ事故。俺はこの事故をきっかけに下半身麻痺になった。

それが理由で、決まっていた内定は取り消され、卒業式にも出席できず。

けっきょく俺は、引きこもり生活を送っている。


俺は、今日も今日とて部屋に引きこもっていた。

特別やることのない一日。楽しみなこともなく、ボーっとしていた。

そこに、母がやってきて、こう言ったのだ。

「晴巳、プリン持ってきたわよ」

その言葉に、俺は舞い上がった。

プリン!プリン!俺の好物!

俺はプリンが大好きだ。この世に、あれ以上旨いものはないと思う程度には。

「久しぶりに、あんたのそんな顔見たわ」

ゆっくり味わいなさい、そう言いながら部屋を出ていく母。

俺は蓋を開けて、中身を丸呑み。それがいけなかった。


冒頭の話である。

俺は、今プリンをのどに詰まらせている。

そして、ガチで死にかけて……。


あ、やばい。

もう、無理……。



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