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人間としての心が日に日に失われていく

□□□□□弟1話 俺は勇者だ!?



□俺の名前はアラタ・カブラギ。職業勇者。そうついさっきまでは。目が覚めたら俺はそこにいた。


□□あれ?俺は確か魔王城で、魔王と闘っていたよな!?


□俺は辺りをキョロキョロした。扉が開いた。俺は身構えた。理由は悪魔が部屋に入ってきたから。あれ?俺の剣が無いぞ。俺の愛剣クラウンが無い。


□「若様、式典の時間です。魔王様(お父上様)がお待ちですよ。」


□魔王が俺の父だと!?そんなバカなことがあるか。俺は勇者だぞ。魔王を倒すのが俺の仕事だ。


□しかも俺の体何か小さくなっていないか?


□近くに鏡があったので見てみると俺の耳は尖っており、口元には牙が見えており、尻尾までついていた。俺の性器は大蛇になっていた。なんと言うことだ。勇者だった俺が魔王の息子となってしまった。しかも見た目が5歳ぐらいガキになっていたのだ。俺は軽く目眩がした。


□なぜ俺がこうなったのか、皆目見当がつかない。俺は取り敢えず魔王()の元に行った。


□魔王城では宴が行われていた。中央に座っているのが魔王だ。魔王の前には勇者の使っていたと思わしき甲冑と小手が置いてあり、勇者の肉の料理が置いてあった。またもや目眩がした。


□なぜ勇者の いや今は魔王の息子か!?元勇者の俺がなぜこんな宴に参加しないといけないんだよと思った。しかも人間の肉をなぜ食わないといけない!?


□「アシュラ様のおなあり~。」


□アシュラだと!?俺の名前はアシュラという名前なのか。いかにも魔王の息子らしい名前だな。取り敢えず魔王の息子らしくしないといけないよな。


□□「父上。この度は勇者の討伐おめでとうございます。」


□□「アシュラよ。こちらに来い。お前の好物の勇者の肉だぞ。」


□□「ありがたき幸せでございます。」


□魔王の肉が俺の好物だと!?この俺が~。とてもじゃないけど食べれないよ。でも食べないといけないし、ええいここは意地になってでも食べるぞ。俺は勇者の肉を食べた。味は以外と美味しかった。元勇者なのに。


□俺はなんとかこの日を何事もなく終わることができた。さっき聞いた話だと俺が生まれてから500年たっているみたいだ。俺は死んだときのことをあまり覚えていない。まぁ一種の記憶障害だ。しかし驚いたまさか俺が魔王の息子となってしまったとは。でもこの生活も悪くはないと思った。


□月の色が紫色で綺麗な夜であった。



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