便利に解明?
迷宮七番街にはいってしまった海藤と池上。
無事脱出し、
謎を解明することができるのか……………!?
「どうすりゃいいんだよ!」
脱出出来ない恐怖に怒り狂ってしまっていた。
そもそも、俺が探検なんて言わなかったら、こんな事になってなかったのに………
「くそっ!!」
しかし、なんで、海藤は黙ってるんだ………!?
「ふぅ、んじゃ少年脱出しようか。」
「どうやって脱出すんだよ!」
「道具は少ないけど、これを使えば………」
「シャーロックアイコンタクト!!」
「なんだそれ?」
「これをつければ、たちまちシャーロックホームズのような洞察力が身に付く!」
渋々、俺はこれをつけた。
「ハッ!見える!見えるぞぉぉぉぉ!!!」
「おぉ、少年。すごい気迫だな………」
「海藤!こっちに来い!」
俺は自分の目を頼りに走りつづけた。
「よし!ここで!!」
「少年、ここは大広場じゃないか!どうやって逃げるんだ!?」
「海藤、あの冷蔵庫あるか?」
「吸引冷蔵庫のことかい?あるけども……」
「それで、周りの石吸ってこい!」
「は!はい!わかりました!!って、なんで、少年にめいれいされてんだぁぁぁ!!!」
そう言って、海藤は走って作業をはじめにいった。
数時間後………………
「どうだ!とってきたよ!!はぁはぁ…………」
「ナイスだ!海藤!これを…………リプートオンッ!」
「石が飛行機になった!?」
「よし!これでにげるぞ!」
俺達はすぐに乗り込み、空を飛んだ……
「そうか!そういうことか!!」
「なるほどねぇ………そりゃ出口はなくなるわけだ………」
「少年、これはすごい発見だよ……僕もそんな発想はなかった。まさか、七番街自体がぐるぐる回ってるなんて………」
島は、動いているのかいまいちわからないくらい、ゆっくり回っていた。
「いやー今回はすごかったねー……」
「本当だ………暫くこんなのは勘弁するぞ………」
「とりあえず、帰ろう………」
「へぇ、七番街から脱出したかぁー。あ、そうだとりあえず治しとかないと!!」
「リプートオフ。」
島は回転を止め、元の形に戻った…………
「さて、と………今回で決まったかな?遊んであげるよ……楽しみにしてなよ…………」
脱出に成功した海藤と池上。
そして、裏で光る黒い陰。
一体どうなるのか………………!?