キャンサー[蟹座]のペンダント
かつて傭兵部隊で戦い、今は奥さんと子供と静かに暮らしている男。
そんな彼がかつての戦友を思い出しながら、彼の形見になっているしまうかもしれないペンダントを手にしている、、、
そんな作品です。
#1
俺と同じ星座の生まれなら
お前もきっと悪運が強いだろう
そう言ってアンタがくれた
キャンサーのペンダント
今でも無くさずに大切に持ってるよ
今頃何処の国で戦っているんだろうか
生きてるのか 死んだのかさえ
知る術はないけれど
悪ぶった髭面の中にさえ
隠しきれない優しさが有った
願わくば元気でいてくれ
簡単に死ぬんじゃねえぞ!
#2
アンタと最後に飲んだ
あの夜の事は忘れない
ユカリをよろしく頼む
そう言ってグラスを煽った
ユカリも今では一児の母親
俺の隣で寝息を立ててるよ
アンタとの約束だ
必ず幸せにして見せるさ
日に焼けた髭面の中にさえ
隠しきれない暖かさが有った
願わくば生きていてくれ
簡単に死ぬんじゃねえぞ!
傷だらけの髭面の中にさえ
隠しきれない優しさが有った
願わくば生きていてくれ
簡単に死ぬんじゃねえぞ!
OH!
簡単にくたばるんじゃねえぞ!
奥さんと子供との平凡だけれど幸せな生活。 一方でアンタは今でも銃を握り何処の戦場を走り回っているのか。
お互い自分で選んだ道とは言え、俺はアンタを忘れない。
アンタの無事を願わずにはいられない。
そんな男の一人語りでした。
ちなみにユカリと言う女性は戦友の妹か、または元彼女にしょうと思いましたが、敢えて触れないでおくことにしました。




