302日 ごっきん?
青い空が広がっている。そして…
「今日は上天に行かなくてはならない。」
「…同級会ですよね。」
「まぁまぁ、いってきなよ~…そうだ。初音さんと宏さんを呼んでここでやろうか。」
「いいですわね~あ、いってらっしゃい!」
「いってきます!」
こうして電車に乗った。電車で上天は数分だ。降りると駅ビルのコラボが好きな作品であるということに気づいた。
「まさかコラボするなんて…って!」
「あ、飛翔だ。」
「なんだ明日海か。」
「一緒に行こう?」
こうしていつもの集会場に来た。
「いつも思うけど会費は集めてるの?」
「この集会場は私のものだから問題ないわ。ご心配ありがとう。」
「どういたしまして…」
「飛翔!今日は一人か!」
「恵斗か。まさかあれコラボするんだなって。」
「駅ビルだろ?本当にびっくりだわ。壮の怒り顔が楽しみだぜ。」
「そうか。私は結構隙なんだが。ご注文は金色の…」
「言わなくていい…これ以上は各所に謝罪することになる…」
「でも、壮がごっきん好きだと思わなかった。」
「あれはいいアニメだ。特に主人公のセリフには泣いた…ゴミですか?ゴミはゴミ箱に…って…あのシーンじゃなきゃ考えられないぜ…」
「プレゼントを渡そうとしたのにな…あれは泣いた…」
「7話ね…そして最後はわさびシュークリームを自分で当てて泣いてたのが面白かったなぁ。」
「ごっきんの話ですか!?」
「明日海と波音か。どうしたんだ?」
「私は8話に出てきた金色同盟が最強で好きですね。」
「あのアニメ…2話で見るのをやめちゃったんだよね…あとで見直してきます…」
「波音、あそこのコラボは来月までだ。」
「はい!」
「そろそろ会議にしましょう。さもないと君たちの今日の昼は喫茶ウサギの家でコーヒーあんみつ確定になりますよ?」
「葉子も知ってるなぁ…」
「さぁ、今日はルールの確認と近況報告です。」
「ルールは手元の資料をご確認ください。」
ルールは当然の事ばかりだ。みんな仲良くとか喧嘩しないとかそんな感じだ。
「では、反対の人?…いないようなので可決します。」
「次に近況報告です。まず私たちは変わらずです。」
「浜大は学食サークルに数人入りました。」
「中町大学は学食コンテストに参戦予定だそうです。」
「わかりました…やっぱり雑談がしたいので近況報告は終わりにしましょう。」
「そういえば杉野さんや日影さんは?」
「…そういえば今日は休みの人多いですね。」
「まぁいいんじゃない。」
「でも…良くはないですね。」
「…今度から月1開催に変えようかな…」
「そうですね。」
「そしたらそうしましょうか…ところで…ごっきんコラボの駅ビルに特攻したい人はいますか?」
「私は確定だ…恵斗も行くだろうし。」
「私も行く!」
「まぁ、行きたい人は解散した後私のもとに集合で。」