371日 実況!学食コンテスト!
「今何時ですか?」
「…15時です。」
「私、今日も仕事がありまして…」
「なら私が行くわ。」
「陽菜さん!」
「大丈夫よ。きらりの代わりを任されよう。」
「まもなく審査開始です!実況も解説もお願いします!」
「そろそろだね。」
「やってやろうじゃない。」
学食コンテストの決勝戦は実際に調理を行う。制限時間は1時間30分、16時から実際に調理を行い、終わるのは19時前だ。そして後夜祭へ続くのだが…今はそれを考えない。そうだ、実況音声をどうぞ。
「さぁ調理が始まった!」
「みんなコツコツやってますね。」
「というわけで実況は星野、解説は豊川でお送りする中継ですが…」
「飛翔、あれを見て。あの風景はよくない。」
「おっと俊徳は不思議な笑みを浮かべてます!一方きらら大学は…何やらミスをしたのでしょうか?」
「どうやら茹で加減を間違えたのでしょう。決勝でも同じメニューを使うから気を抜けないのでしょう。」
「しかし…あの…あっと!きらら大学は残り時間1時間を残して完成しました!」
「麺ならのびるという不利な点を解消できるのでしょうか?」
「…一方他校は粛々とやってますね。」
「きらら大学は作り直してますが…」
「本当ですね…しかし、今回は5人分なのでいつもより配分が細かく異なります!いったいどうするのか?」
実況と解説に熱が入る。去年は1時間だったが、どうして伸びているのだろうか…
「これ理由があるの。去年生焼けだったところがあったからよ。」
「どこの大学か言わないけどね…」
「今寒気がしたのだけど…」
「気のせい気のせい。」
「さて…どんどん学食が出来上がってます。しかし…花咲大学と俊徳大学はまだですね。」
「さぁ、頑張ってください。」
どんどん美味しそうな香りが広がっている。そして決勝の調理は終わった。
「皆様お待たせしました。いまから審査の時間です。審査員をご紹介します。まずは大久保悠一さん。」
「宋高大学の学食を監修している大久保です。よろしくお願いいたします。」
「次に幸崎壮さん。」
「よろしく。」
「神崎飛翔さん。」
「神崎飛翔です。おそらく学食コンテストの中で1番まともな審査をさせていただきます。よろしくお願いします。」
「百鬼陽菜さん。」
「はい。きらりに変わって私が審査いたします。どうぞよろしく。」
「南川望愛さん。」
「浜大の教授をやってます。本日はよろしくお願いします。」
「最後に審査委員長の白梅千織さん。」
「はい。学食は学生のオアシスであり、私たちの思い出です。今年もよろしくお願いします。」
「以上の6名で審査させていただきます。では早速、1校目の審査に移ります。準備は大丈夫ですか?」
「はい。大丈夫です。」
「では、早速お願いします。」




