365日 なんだかんだ365
「春夏秋冬、様々な毎日を過ごしてきたけど…今日が一番いい日になると思うんだ。」
「例えばどんなことが起きるのですか?」
「それはわからないけどね。そうだ、今回のコンテストの日程変わったから。」
「知ってますわよ。どうやら早くしたらしいですわね。まぁ…問題はないのですが…」
「問題がないと言えば…私を忘れてないだろうか。」
「あれ?はるかさん?」
「隣の舞台でフランクフルトを焼くんだが…まぁいいや。ところで今日は365回目らしい。」
「しかも…こんな日にたまたまこれが届くなんてね。」
「なんでしょうか…?」
「ってこれ…スイカじゃないか!」
「えへへ。今日はスイカを食べようと思って。」
「じゃあゆっくり話しながら食べますか。」
晩夏の今日、スイカを食べながら雑談をしていく。
「この小説の登場人物って何人だと思う?」
「わかりませんわね…100人ぐらいじゃないですか?」
「いや…もっと多いでしょ。135人ぐらい。」
「正解を言うとな…175人だそうだ。本当は苗字がそれぐらいあるってことなんだけど…」
「多いですね!?」
「作者は苗字を考えるのが大好きみたいで、思い付きで増やしちゃうのが理由らしい。」
「でも増やしすぎて大変じゃないですか?」
「だから1話に出すのは主要人物と少しって制約をしているのだとか…でも意味ないと思うよ。」
「本人も忘れてそうだもんね。」
「実際忘れたキャラもいるのだとか…まぁ、自業自得ってことでどうにかしてもらいたいものだよ…それにさ、小説って言っておきながら短いうえにただの会話の羅列になってるんだよね…」
「それはそうですわね。」
「作者が楽したいからじゃないの?」
「否定はできないだろうな…でも、書きたいものを書かせてやってほしいな。小説じゃないということは一番理解していると思うし。」
「そうですわね…ところで…どうしてこんな会話をしているのでしょうか。」
「結花さん…さっき365話って言ったでしょう?365…つまり一年がたったからですよ。」
「一年は365日、体温は36.5℃…いいじゃないか。陽だまりの下でこうやって喋る回というのも。」
「今日はまったりと過ぎていく一日ですわね。」
「そうだ、僕たちってどうなるんだろう。」
「あぁ、まだ当分は続けるんじゃないかな?おそらく1000話か800人作り出して…それで終わらせそうだと思う。」
「まぁ、今日のようにずっとまったり過ごしていこうじゃないか。」
「作者が気の済むまでですわね。」
こうして気が付けば夜になり、人も町も静まり返る頃…今日はこうして終わっていく。何気ない一日だったけど、そこには少しの幸せがある。その幸せとは…ご飯を食べるときじゃないのだろうか?365日、ずっと書き続けてきたこの日常も、振り返れば幸せだった。しかし、まだ終わらない。終わるべきじゃないと…誰かがそう言った。




