362日 10月は暇だ
「どうしよう…学食コンテストの日程が来ちゃった。」
「いつでしたか?」
「11月の初めだ…」
「去年より遅いじゃないですか!」
「そうなんだよ…」
今年は本当に文化の日と重ねるみたいだ。つまり…10月は暇だ。
「暇にはさせませんよ。というか暇にはなりませんね。」
「ならないの!?」
「…実はコンテストの実行委員会が明日からあるのですよ。」
「…流石に週1ぐらいだよね?」
「そうですわね…暇ですね。」
「結局暇じゃないかよぉ…」
「じゃあわたくしとしりとりでもしますか?」
「いや、やめとく。というか単位はどうなの?」
「単位は無事に取れましたわ。卒業試験の資格はあるので本番は負けませんわ!…あ。飛翔さん、後ろ。」
「どうしたんだ。みんなの天使長、初音様だぞ。」
「天使長、そういえばみしろって改名したんですね。」
「そうだ。どうやらひらがなの方が可愛いかららしい。」
「まぁ、いいんですけど…ところで次の天使会はいつですか?」
「それは…今日ゲリラでやっちゃうか。佳奈も遥希も来てるし。」
「お久しぶりですね!」
「キャラ忘れられてないかな?僕は遥希だよ!」
「知ってる。知ってるよ。」
「ところで最近はどうだ。特に勉強とか。」
「私たちみんな卒業試験を受ける予定です。」
「そうか。素晴らしいな。魅華子達ももうすぐ来るからな。」
「そうだ、お茶菓子だそうかな…」
「そうですわね!」
お茶の用意をしていると、魅華子達が来た。そして…
「地味に天使全員勢ぞろいだな。初めてだ。」
「私も来てみました。長らく行けずにすみません…」
「空、お帰りなさい。」
「よかった。来てくれたことに感謝。」
「みなさん勉強はどうだい?」
「…僕たちは卒業してるけど…みんな卒業してないんだよね…」
「教えるべきだな。わからないことがある人はいるか?わからない部分を教えようと思う。」
「それではこの部分をお願いします。」
「この部分か…これはこの公式を当てはめるんだ。」
「ありがとうございます。やはり数学は苦手ですわね…」
「じゃあ私はここをお願い!」
「あぁ、これは英語の文章をもう一度読んでみて。まだ翻訳を見ても大丈夫だから。」
「…英語は苦手だよ…」
「そうだね。」
「魅華子…それで問題ない。」
「この文章の解き方は?」
「確かに。」
「これはこの文章を読んでみて。そう、正解。」
このまま天使の勉強会は続いた。途中から生徒同士で教え合っており、いい感じの雰囲気になった。
「ふぅ。お疲れ様。」
「それで今日はどこでご飯を食べようか。」
「今日はいつものラーメン屋…の再現です!」
「へぇ…待って!?いつものってまさか…」
「二郎です。鍋二郎してきたので楽しみましょうか!」
このあとみんなの広場には似合わないラーメン屋の香りに包まれて眠ることになるとは…




