361日 誘拐事件…解決!
「ところで、まさか駿平が警察だなんて。」
「びっくりしたでしょ。まぁ、だからいつも会議に行けないんだけど…」
「気にしなくてもいいよ。それに、ご苦労様です。」
「ありがとう。逆探知用の機材を持ってきたから…どこかいい場所ないかな…」
「…今西町まで来てるじゃない。神楽阪にいい場所があるの。」
「あぁ、あそこですね。」
なんやかんやでみんなの広場は捜査現場に。逆探知まで時間をつぶす…しかし、電話はすぐに来た。
「もしもし。飛翔?」
「梨穂さんか。あぁ、今目を盗んで電話している。」
「どういう人?特徴は?」
「美人だ。とりあえず女性ではある。だが…怖さがある。会長ではない。」
「…生徒会長じゃないんかい。」
「澪は違うのね。じゃあもう一つ聞いてもいい?」
「何?」
「…その子の声をここに…」
「…ごめん、包丁持ってこっちに来る!」
「あ、切れちゃった…」
「でも、ここまで話せたのは素晴らしいです。よし、この場所は…えぇ…行きたくない。」
「警察がそれで…」
「本当は嫌なんだ…」
「この辺りは警察が近づくなって言われてるんだよ。」
「構わん、行こう。」
9月も2日目に入ろうとしていたそのころ…
「助けに来るといいんだけど…やっぱり願いすぎなのかな…」
「そうですよ。もうみんな忘れてます。大丈夫、私は忘れません。」
「あ、Uber来た。」
「そうでしたね。そろそろ夜食に…」
「宇出津さんの部屋で間違いないですか?」
「それは隣です。」
「わかりました。では…あれ?今度こそUberかな?」
「宮内さんの部屋で間違いないですか?」
「あ、はい。」
「お待たせしました~」
「とりゃ!なんで飛翔がそこにいるんだよ!」
「待って、飛翔が私の部屋に…あ、本当だ。今開けるから…痛い!どうして…」
「なんで籠から出すの。この籠の中で私とずっと生きていくんだから…」
「君…誰?」
「十島華恋。飛翔の嫁よ。」
「それ…まずいわ。」
「とても非常にまずいです。」
「やっちゃったね。」
「どうして…真実を言っただけなのに…!」
「真実って人を傷つけることができるんです。そうですよね?泥棒猫さん。」
「どうしてそんなことを言うの。あんたこそ誰だよ!」
「私は水無瀬つむぎと申します。飛翔は私の嫁です。あなたには渡しません。」
「はぁ…?あんたも狙ってるの?飛翔はいい子だよ?可愛くて儚くて…料理がうまい。だから…守るべきなんだ。」
「それはそうです。ですが、監禁はやりすぎです。誘拐して監禁は犯罪です。適度に追い回すぐらいがちょうどいいです。」
「…そうね。犯罪はよくないわ。」
「それと!結婚するなら婚姻届けを出してください!」
「…結花さん…本当にその通り!」
「全く…飛翔、帰るわよ。」
「そうだね。あ、婚姻届けへのサインが欲しいなら来てね!」
こうして、無事に家に帰ることができた。




