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338日 ラーメンストリート


「帰り道ってなんで寂しいんでしょう。」

「だって楽しいことが終わっちゃうからね。」

「そうだね。でも、ありがとう。」

「いえ、私たちこそありがとう。」

「え…!?」

「私たち、飛翔さんじゃないとダメだったんです。」

「私、飛翔さんに出会った時のあの笑顔と宿での一件では頼りになったこと…」

「ひなたちゃんも本当に飛翔さんのことが好きなんです。」

「ありがたいね。そして…ひよりちゃんはどうして決めたの?」

「リムジンに乗ってた時、たまたま助手席に乗せたじゃないですか。その時に…なんとなくですね。」

「運命を感じた…と。」

「それともう一つあるんですよ。」

「ひなたちゃん!?」

「実は…ひよりちゃん、みんなにフラれたんです。でも…彼女が悪いわけではないのです。」

「そうだったんだ…」

「他に相手がいたんです。だから仕方ないんです。」

「でも、今は僕がいる。それでいいんじゃないかな?」

「確かにそうですね。」


車は再び街へ戻った。そして、車は駅に止まった。


「上村…久々だな…」

「病院が有名だけど、今日はここのラーメン屋がいいな。」

「ここって…評価が低いラーメン屋…」

「いやいやその隣。」

「ラーメンしお…ここの看板メニューは何でしょうか?」

「ここはねぎみそチャーシューが有名なんだ。」


店内はありきたりなカウンターと厨房がある。そして、大将はここに似合う人だった。


「食券見せて、ねぎみそチャーシュー麺か。餃子もおまけするけど大丈夫か?」

「…はい。」

「…あれ?飛翔か。俺を覚えているか?」

「…誰?」

「転生前だから覚えてないか。塩崎だよ!」

「塩崎…宗司か!」

「そうだよ!覚えてるだろ?」

「覚えてるよ。高校の時、購買でいつも喋ってたな。」

「そうだよ。まさかここに転生してるとは…」

「おう、ところで…飛翔、結婚できてないらしいな?」

「お前が寝取ってるから…とか言わないよな?」

「…なんで当てるんだよ。」

「当たってるのかよ…当たってたんだ…」

「…勘違いしないでくれ…これは仕方がなかったんだ。たまたま俺が助けたら、そうなってしまっただけだ…」

「そうだったんだな…」

「あ、ねぎみそチャーシュー麺と餃子、それと…飛翔にはレモンサワーな。」

「よくわかってんじゃん…ったく、悔しいけど仕方がないな。」

「…まぁ、飛翔の事をよろしくな。こいつは高校時代なぜか嫌われててな…ま、あの環境なら仕方ないけど…」

「…何があったんですか!?」

「いずれ話す時が来る。まぁ、本人が語るかもしれないがな。」

「はぁ…」

「そうだ、星野雪っているじゃないか。あいつを寝取ったのは…俺じゃない。というか、飛翔の彼女を奪ったことなんかねえよ。」

「そうなんですか!?」

「俺はただ一緒に酒が飲みたかっただけだ。そこのお嬢ちゃんに相談されたからな。」

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