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336日 きらきらマンハッタン


学食部に現実を教えたところで、望愛は本当の目的に戻った。七夕だというのできらら大学の中庭には短冊があった。そういえば、僕に憧れている子がいたんだっけ。


「飛翔さん、お久しぶりです。」

「あ、葉子さんと…隣も同級生だよね?えっと…」

「好海さんよ。」

「…分かりにくいからわたぼうちゃんでいい?」

「いいね。採用。」

「まだ本人一言もしゃべってないのに!?」

「ということで、よろしくね。わたぼう。」

「あ、よ、よろしく…」

「…ところで、飛翔さんはどうしてこちらに?」

「まず二人がいる理由を教えてほしいかな!?」

「私たちは生徒会の引継ぎなどをしていただけです。」

「そうか…まぁ、僕は待ち人だからだね。さっき学食食べたら…」

「わかったよ。またあの子か…壮がいたら手をあげてただろうね…」

「え!?」

「あそこの会長、一ノ瀬さんじゃない。あの子はプライド高いから…壮や恵斗はそういう人を嫌ってるんだよ。」

「だからって手をあげるかな…女子だし。」

「実際、恵斗は平手打ちをしたんだよ。でも、あれは仕方ない。しかもその前に殴られてたし。」

「まじか…」

「というか…待ち人は来ないね。」

「そういえば…生徒会って来年廃止と聞いたのですが…」

「そう。廃止よ。きら大も浜大も。」

「そうだったんだ…あれが最後の生徒会長?」

「…こっちに来るね。」

「あれ?飛翔さんと葉子さんじゃないですか!」

「僕って有名人なんだ…」

「いちおうそうだよ。」

「そうですよ!私…あなたの作る学食が好きでした!」

「それは嬉しいね。」

「一回食べた時に感銘を受けて…それ以来時間があるときは食べに来てました!」

「それはありがたいね。」

「それで…お願いがあるのですが…」

「うん。願いは何でも聞くよ。」

「はい…私と結婚してください。」

「早い…早いよ!」

「そうね。でも、いいんじゃない?飛翔って結花さん以外いないでしょ?」

「葉子さんもわたぼうも…」

「婚約者には壮くんや恵斗くん、駿平さんあたりが多くて…飛翔って可哀想だから…」

「重婚が認められてるんじゃないの?」

「飛翔はちょっと…」

「…恋人より大事な友達って感覚なんですよね。」

「じゃあ結婚は…」

「少し考えさせてね。」

「七夕の願い…叶わないね。重婚したいって願いだったんだけど。」

「それは叶わないわけじゃないけど…難しいよね。」

「…私じゃダメですか…」

「…彼女を幸せにしてください。彼女はきっとあなたじゃなきゃダメなんです。」

「そうです。それと、ひなたちゃんとひよりちゃんは今度あなたと婚約するみたいですよ。これは嘘じゃないです。」

「えっと…こんな僕でよければ支えてください。」

「はい!そしたらまずはみなみの駅まで歩きましょうか!」

「…ちなみに徒歩何分?」

「20分ぐらいです!」

「…二人は…ってバスに並んでる!」

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