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333日 八宝菜は?


「7月4日土曜日の7時を回りました!」

「今日訪れるのは…」


こういう休日が来るたびに怖くなる。まだ働けないのかということ、それと試験の事。


「…やはり悩むと思いましたわ。旅館の手伝いと試験委員会。それだけじゃ何が不満なんですか?」

「学食を…もう一度作りたい。」

「そう言うと思いましたわ。そこで、一つ頼みがあるのですけど…」


と、頼まれたのは亀川大学での学食のコーチングだ。


「まぁ、コーチするならいいけど…結花さんも一緒に…」

「わたくしもコーチするですわ。今回新入生が多いので…」

「そうなんだ…それっていつから?」

「8月に入ってから決まりますわ…そういえば…やっぱり他の妻が欲しいのでしょうか?」

「まぁ、たぶん増えると思うだろうから…」

「わたくしは構いませんわ。だって、飛翔さんの1番はわたくしなのを知ってますから。」

「もちろんそういう意味では…」

「いや、別にそういう意味とかはないのです。」

「…相思相愛、そういうことだよ。」

「その通りですわね。では、今日はどうしましょうか。」

「旅館には誰か泊ってるの?」

「いいえ、なので今日は軽く世間話でもいかがでしょうか。」

「いいんじゃないかな。ところで結花さん、次の天使会はいつなの?」

「次は7月25日らしいですわ。初音さんの本業もありますので。」

「あの人の本業は…?」

「本業は…確か魔王様の方で働いているらしいですわ。」

「やっぱり天使長だけあってすごいね…」

「そうでしょう。でも、わたくしだって卒業したかったですわ。」

「そうだよね…」

「わたくしは正直卒業できると言われていたんです。しかし、金銭的に厳しくて…諦めたのです。」

「でも今は…」

「そうです、今は違うのですわ…今年こそ卒業して見せますわ!」

「そうだ、今年は卒業試験が厳しくなりそうだね…」

「問題の難易度でしたら…どうにか頑張りますわ!」

「…違うんだ。単純に人が多すぎる。」

「そうだったのですね。わたくしも合格したいのですけど…」

「為せば成るよ。大丈夫。」

「そうですわね…あ、そうだ、七夕はどうしますか?」

「明日だもんね…そういえば決めてなかったな。」

「おそらくディナーが豪華になると思うのですが…」

「夜は家で食べるよ。昼は少し呼ばれてて…」

「もしかして、きらら大学の方でしょうか。」

「あ、よくご存じで。」

「実はそっちの方に講演会があって、その都合で行くんですよ。そうだ、明日は一緒に帰りませんか?」

「いいね。そうしようか。」

「はい。あ、今日の夕飯作ってきますね。」


昼ごはんを忘れるぐらい会話に熱中していたようだ。そして、晩御飯は…


「今日はロールキャベツと玉子焼きか…」

「問題でもあるんですか?ねぇ…食べてくださいよ…どうして食べてくれないのでしょうか…」


これが後の“ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れない”シリーズの幕開けに…


「って、そんなわけないでしょ!」

「そうだよ!これ美味しいよ!」

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