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331日 お酒


「終電、無くなっちゃいましたね。」

「…どうしてこんな時に限って上天から西町が運転見合わせなのですか!」


そう、終電が無くなってしまった二人は途方にくれていた。


「たまには深夜の街を歩くというのは…?」

「いいかもしれません…しかし、到着する頃には朝ですよ?」

「そうだなぁ…」

「そういえば、お腹空きませんか?」

「確かに。2件目にはしごしようか…」

「いいえ、その必要はありません!」

「京子!どうしてここに!」

「たまたま私たちで飲んでいたら見かけたからです!」

「そうか…で、どうすればいいんだ!」

「私の車に乗って!」

「…ありがとう、ひよりちゃん…って!リムジンなの!?」

「実は私の趣味なんですよ。飛翔さんと結花さんは後ろでお楽しみください。今からオールナイトでドライブですよ!」

「はは…というわけなんです。」

「あ、中にはレンジと冷蔵庫がありますのでどうぞお楽しみください!」


こうしてリムジンでドライブすることになった。


「と…言うことなんだけどさ…京子と早苗と享弘か…その組み合わせ珍しいね。」

「そうなんだよ。びっくりしてね。あ、僕はイオンで降ろして。」

「イオンね。ここらへんだと上天のイオンだよね?もうすぐだから下ろすね。」

「は~い。まぁ、俺は京子と飲んで帰るだけだから。じゃあね。」

「…どうして京子と…?」

「あぁ、私たち結婚したんですよ。前から知ってたのですよ。」

「実は私も…享弘君と結婚してたんですよ。実は一夫多妻制が可決した時、すぐにプロポーズしたんです。」

「…脳が焼けそうだ。レモンサワーありがとう。」

「わたくしがいるからいいじゃないですか…そこまで泣かなくても…」

「…次のコンビニ、降りようか。」


こうして、那波櫓という駅のセブンイレブンにリムジンが止まり、気持ちを落ち着かせに行った。


「一夫多妻制で…重婚できて…そりゃ男性より女性が多いからできることなのだけどさ…」

「実は、飛翔さんと結婚したいという人を知ってるんですよ。」

「とりあえず先日真音が結婚したいって言ってたな…でも、彼女は…」

「本日から重婚認められたのは知ってますよね。」

「はい…」

「今回は真音さんじゃないんですよ。他にいたんです…そりゃ、結婚したい人ランキングにランクインしている壮さんや恵斗さんが同級生にいて、現に彼らは何人も結婚してるんです。でも、飛翔さんがいいって言ってくれた人だっています。今から呼びましょうか?」

「呼べるのですか?」

「えぇ、間違いなく呼べます。ですが、きっとあなたの予想している人ではないと思いますよ。」

「いったい誰なんでしょうか…」

「…ヒントは…出さない方が面白いですね。」

「雪さんでもさくらさんかもしれないということですか。」

「まぁ、答えはいつか分かるでしょう!」

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