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319日 拒否権無しなキャンプ


「待って!私も行きたい!」

「やめとけ…いや、いいか。撫子も来い。」

「あ、はい。」


これで6人のキャンパーたちがキャンプ場に向かった。


「よっしゃ着いた。さぁ、主催者にバトンパスだね。」

「はい、主催者の由良千明です。ここのキャンプ場は空襲を起こした集団のアジトがあるということなので…そこに話を聞きたいと思います!」

「そうだったんだ…やっぱり新聞記者だ…」

「私だって負けてられませんよ!」

「綾ちゃん!?」

「門脇さん、何してるんだよ。」

「私も記者ですから!」

「勝負しますか!」


こうして貴社同士の勝負を繰り広げる中、アジトからボスが出てきたようだ。


「なんだ、さっきからうるさいな。」

「君は…」

「あぁ、小海速人っす。飛翔お久しぶり。」

「爆撃したの君?」

「…神楽阪の空襲!?そんなこと頼んでない!誰!?」

「白々しいぞ。いったい誰がやったんだ?」

「本当に僕じゃない…でも、爆撃機は作った。」

「じゃあダメじゃん。」

「まぁ、そうだね。でも、僕は頼まれただけなんだ」

「誰に!」

「…これ言っても怒らないでね。実は…」


そう告げられたのは、まさかの僕たちをつぶす集団だったようだ。


「どうして…」

「おそらく魔王の息がかかってるからじゃないかな。」

「ところで学校は?」

「最近は長光国際大学で学んでるよ。」

「それはよかった。」

「でも、潰す集団ってさ、いやだよね。」

「それはそうなんだよ…悲しいけど…」

「うちら結構強者多いからね。」

「確か魅華子の代以来だよね。今の魔王もその代だし。」

「魅華子さん、浩介さん、雅さん、由依さんたちもそうですよね。」

「あとは強介さんと佳典さん。この二人も同じだよ。」

「それ以来ということは…」

「しかも教授もそこそこいますからね…西園寺教授と東福寺教授、あとは南川教授に松北教授…」

「朝比奈教授もじゃなかったっけ。まぁ、多いよね。その代と肩並べる私たちって…」

「それは狙われる。ちなみに、潰す集団の本拠地は明日行くといいよ。」

「そうだね。今日はパエリアを作るよ。」

「パエリア!?」

「まぁ、具材入れて炊くだけだから結構楽だよ。下ごしらえは…昇に任せてあるから。」

「しかも結構…」

「ウインナーうめー!チョリソーかれー!」

「そうか…飛翔もお腹空いてたんだな。」

「…撫子は手伝えよ。」

「はーい。」


こうしてパエリアができた。味は普通だったが、外で食べるとこんなに美味しいのはなぜだろうか。


「いったん今日は寝るぞ。明日の朝は…誰が作るんだ?」

「私が作るよ。」

「葵は疲れただろう。良いよ、私がやる。」

「千明、頼んだ。」

「任されよう!」


夜は自然と眠れた。どうやら思ってたより疲れていたみたいだ。夢の中、戦火に焼かれる家と友の影を見た。みんな無事に逃げられたのかな。

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