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311日 傷痕


5月11日、亀川公園にて。


「26人から20人になっちゃった。」

「あの戦争で6人亡くなっちゃった。」


そんな話を聞きながら公園に向かっていたので少々悲しい気持ちになっていた。


「ごめんね。」

「私たちも守れなかったから同罪。つまり私たちみんな罪人なの。」

「でも、魔王様からメールが来てね…私たちは無罪なんだって。良かったね…よかったけど…」

「気持ちはわかる。さて…あ、葉子さん。」

「ちょうどここの病院に入院していて…お医者さんに1時間の許可をもらったわ。でも、あまり激しく動けない。」

「大丈夫です。ただ、会長の戦争の結果を聞かせたくて…」

「えぇ…」


こうして報告していった。


「まず、この一口隊から6名の隊員が命を落としました。」

「え…それって誰でしょうか…」

「まず…ひよりちゃんが…」

「嘘…どうして!」

「…住民をかばうために真っ先に…」

「…次を教えて…」

「あとはきらりちゃんも…」

「あの子は…私の目の前で…クロエちゃんも…享弘さんも…駿平さんも!みんな私の目の前でした!」

「…そうだね…あと一人…」

「…葵ちゃんが…亡くなったの。」

「…え…」

「あの子は少し特殊でね…うん、間に合わなかった。」

「…どういうこと…」

「あの子は自ら…」

「…こんなことってありなの…こんな残酷なことってありなの!?」

「…しかも、恵斗と壮も命の危機…桜子もそうね。」

「ハチの巣にされたんですよね…通信で見て…痛くなりました…」

「…え…嘘でしょ…嘘って言ってよ!嘘って言って!ねぇ!」

「梨穂、落ち着いて…」

「増えちゃった…増えちゃったんだよ…」

「梨穂…これは冗談じゃないわね。うん、4人死んだ。壮、恵斗、桜子、そして…沙織ちゃん。」

「…沙織はどうして…」

「あいつら地雷を埋めたんだよ!地雷を踏んだ桜子と沙織はなんで死ぬんだよ!」

「…16人か…本当はこんなことしたかったの?」

「それでね…ボスについてだけど…私がやった。」

「真音…そうだったのか…」

「実はね、私前世で殺されたんだ。校舎の屋上からドーンって。で、その突き落とした子がボス。」

「軽く言ってるけど…え、というか転生したエピソードを教えて!?」

「いいわ。まぁ、雪は知ってるけどね。」

「そうだね…飛翔は黒魔術を仕組まれて、私は心中、真音は他殺。でも、他のみんなは知らない…」

「私でしたら教えますよ?」

「京子のは確かに気になる。」

「私…病気だったんです。白血病。しかも寛解したと思ったら再発して死んじゃった。軽いですよね…皆さんに比べれば。」

「…そういえば…前に言ってたけど…どうしてエビが好きなの?」

「寛解して最初に食べたのが母の作ったエビチリで…亡くなる前にもう一度食べたかったな…」

「想像以上に重かったな…」

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