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306日 戦禍


「一口隊、応答せよ。」

「…どうした。」

「たった今起きたことだ。葉子が撃たれた。」

「…どうして…いつも守れないの…」

「真音は悪くない!」


4月27日、上天駅が燃やされた。それ以降戦禍はここへ向かっていた。


「どうして…どうして…うっ…!?」

「真音!そんな…どうして…」

「一口隊はいらない。潰すだけ。」

「なぜ潰すんですか!」

「知らない。ボスに聞け。」

「は?」

「あなたに聞いているのです。ねぇ、なんで潰すんですか?」

「腹が立った。存在に、仲の良さに…それだけです。」

「…でも、本当はやりたかったの?」

「やりたくはなかった。俺は下っ端なので…」

「あ、一也じゃん。」

「…ごめんな。ゼミ長。」

「いいの。飛翔って子は撃ったの?」

「あの天使ですか?見たことはありますが…先日撃たれましたよね?」

「そう…撃たれたの…で?」

「僕はやってないんです。撃ったって報告を聞いたので。」

「そいつは誰?」

「中ボスですね。」

「そう、ありがとうね。」

「あ、もしかしてダメでしたか?」

「…もし撃ってたら、あなたを生かしてなかったかもね。」

「そうですよね…すみません…」

「…で、ボスはどこなの?」

「これについては答えられません。拷問しても俺が死ぬだけです。」

「それならいいわ。」


一方飛翔の方は…


「たぶん主犯はわかったかもしれない。」

「そうなんですか!?」

「それって…もしかして…」

「昔の同級生。しかも、たぶん嫌な方の。」

「そうなんですね…」

「やっぱり予想通りだわ。ちなみにねぇ…そのいじめっ子は命を狙ってる?」

「…由依さんは察しがいいね。一人殺そうとしたやつがいる。」

「何をしたんですか!?」

「俺が組んだいたずらを避け続けた!」

「…え。」

「全て俺がやったんだよ。まぁ、全部罪を乗せたけどな。」

「どういうこと…ですか…」

「だから、そこの雌豚たちよ…察しが悪いのか?だから俺が仕組んだいたずらを全てこいつのせいにしたのに、こいつ死なないんだよ!なんでだよ!」

「死ぬわけねぇだろ。お前どういう神経してるんだ。」

「だって、怒られたら死ぬって…」

「…だって、バレバレだよ?結局全部うやむやになって先生には何も言われなかったけど。お前なんなんだよ。」

「だから包丁を持って帰りに奇襲したんだよ!そしたら人違いで…」

「アホなの?それいつだよ。」

「1年前。」

「…あ、結局死ぬ運命だったのかい!ってなるかよ!馬鹿じゃねぇの?」

「それと…わたくしたちを雌豚と?」

「飛翔のせいだよ!死ねぇ!」

「はぁ…とっとと黒幕出してほしいんだけど、出せる?」

「…今日の所は見逃してやる!」

「はぁ…」

「戦争はすぐ終わらせないと…」


気が遠くなるような戦争だ。しかし、これはまだ序章である。もうすぐで終わる…はずだった。

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