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304日 新たな季節


「さぁ、今日は学食の講演よ!」

「急にどうした!?」

「まぁまぁ…説明しなさい。」

「私も起きるまで気づかなかったけど…今日は南川ゼミで講演なの!」

「…私は知ってましたよ?」

「え…って、ゼミは…今日の4限か。」

「仕事を終わらせたらいくわよ。」


そのあと朝営業、昼営業とこなしていた。そして昼営業が終わり、着替えて打ち合わせる。


「講演は主に私が喋るわ。資料はできたの?」

「ばっちりです!」

「それじゃあ私が喋って、質問になったら飛翔と京子が司会して。さくらは…マイクを渡して。」

「ところで…今年は人が違うのですかね?」

「…確かに。」

「それじゃあ私が自己紹介させましょうか?」

「…師匠!」

「飛翔が呼ぼうとしてたのはバレバレよ。」

「ところで去年と変わったのですか…」

「まぁまぁ、それはお楽しみよ。ところで講演ね…完璧よ。準備は雪ちゃんがやるんだよね?」

「そうですね…」

「4限は14時55分からなんだけど…15時からでいいよね?」

「いいですよ。」


こうしてゼミ室へ移動した。


「みなさん、今日は学食の人の講演よ。」

「どうもみなさんこんにちは。私たちは学食部です。」

「本日は30分の講演と質問コーナーで行きます。」

「では始めます。私たち学食部は…」


こうして公演は始まって、30分で終わった。


「ありがとうございました。それでは質問のある方はいらっしゃいますか?」

「はい、すみませんお願いします。」

「はい。私は学食サークルの所属をしているのですが、メニューはいつ決めているのでしょうか?」

「…ことりちゃん、ありがとうね。」

「私たちは週末にメニューを決めております。そこで意識しているのは季節の食材です。これは食べると同時に教育もする…いわゆる食育も兼ねております。」

「でも、季節のものって美味しいでしょ?だからです。」

「ありがとうございます!」

「私もいいですか?」

「はい…君は初めましてだね。」

「はい、宇出津涼音と申します。私たちも卒業したら学食に携われますか?」

「学食サークルをやめた後もですか?」

「はい!」

「私たちは面接だけで合否を決めますので、学食サークルに入れば少しだけ融通が利くと思います。しかし卒業には試験を合格しないといけないのでそれ次第ですね。」

「わかりました。つまり卒業試験に合格すればいいと…それって今年から受けられますよね?」

「はい。しかし、かなり難しいので覚悟しておいてください。」

「わかりました。」

「ところで教授、意外と変わらないですね。」

「はい、飛翔が卒業したので涼音さんに変わっただけです。ゼミ長はあやめさん、副ゼミ長は瑞穂さんに変わりましたよ。」

「…南川ゼミ卒業生として一言、ゆるく楽しく頑張ってね。」

「はい!」

「…それじゃあ今日は帰りますね。」

「あ…来週は西園寺ゼミで講演です。」

「お…おう…」

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