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ボクの名は  作者: 深海くじら
文月

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――笠地蔵六140字小説(七月二十三日)「少年と彼女(仮題)」10

笠地蔵六 @kasajizorock


門の扉が開いている。内側に熱源ふたつ。サトルさんの位置は庭。ILv99「姉さんの木」の南1m誤差50cm。仮処分状態の元義父が絡んでいる可能性92%。よって玄関の熱源は第二制圧対象に格下げ。

玄関を走り過ごしたちさとは、庭を囲む生垣の前で大きく跳躍した。フルパワー稼働残時間十分。

―――――午前2:17 · 2023年7月23日



虚空を翔びつつ、ちさとはスキャンした。

着地ポイントから二時四十五分、2mの位置にILv99。敵は挟んで向こう側。ILv90はその下。生体反応許容範囲。敵の右手の刃物をロックオン。形状からおそらく鉈。加速度がついている。想定軌跡は99に。最適解算出。局部外装硬化。

一歩で飛び込む。

―――――午後5:41 · 2023年7月23日



押さえつけられた狭い視界の端で閃いた元義父の鉈が姉さんの木に振り下ろされた瞬間、サトルは何が起こったのか判らなかった。

鉈は勢いのまま食い込んだ。白茶けた沈丁花の幹ではなく、その横に突然生えた真っ白く滑らかな幹に。ワンテンポ置いて刃が刺さった部分から赤味がかった液体が噴き出した。

―――――午後6:20 · 2023年7月23日

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