表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/103

(5月22日付けの手紙)

少し短いですが、エヴァとお母さんの攻防が書きたくなったので、書いてみました。

お母さん



 「エヴァは、自然で良いのよ。自分の気持ちに素直になれば良いのよ」って手紙、ありがとう。


 短いけど、励まされました。



 そうですね。

 自分の気持ちに素直になって、翁と接することにします。





 でも、その後の手紙がいただけません。



 どうして、『?』って手紙ばっかりなんでしょう?

 しかも、毎日。



 だから、私も返事に『〇』って書いといたら、次の日にまた『?』って来るから、また『〇』って書いて、これで何回『?』と『〇』が行き来したか分かってますか?



 そんなに、娘の恋愛事情が気になるんでしょうか?



 だったら、お父さんとのなれそめやデートなんかを前世と今世の両方、教えてください。


 参考にさせていただきます。



 

 男爵令嬢ズの恋愛模様は、横から見て知ってるだけじゃなく、本人たちが互いに暴露し合うから、労せずゲットすることができるんです。

 でも、私の周りで一番素敵な恋をしたお母さんたちの情報がゲットできないなんて、殺生です。



 年越しの踊りで足を踏んで前世を思い出して恋に落ちたって話ですが、その後、どっちから告白したのかとか、プロポーズは、どっちから、いつ、どこで、どんな言葉で言ったのかとか、そういうことを知りたいのに、全く教えてくれないくせに、私がスレイ翁をどこまで好きになったかって、そればっかり知りたがるなんて、フェアじゃないです。




 断然、抗議します。


 ブーブー。




 そのうち、詳細を連絡するつもりですが、お母さんが態度を改めない限り、翁とのことは教えてあげません。



 

                      5月22日


            お母さんに隠し事をする エヴァ





エヴァとお母さんは、仲の良い家族です。(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ