私は女 それは嘘
観念の先に
何かがあって
貴方の思考に
取り入られたい
私は女
それは嘘
向こう側で
貴方が鳴いている
私は行けない
遠いところで
私は女
それは嘘
貴方が描いた
その約束
私はきっと
考えがない
私は女
それは嘘
根元から何もない夜に
むくれる人は
人知れずいない
私は女
それは嘘
貴方の中で
何かが変わる
私は変わらない
何もない
私は女
それは嘘
どうしたら
貴方を忘れられるか
記憶にあるのは
貴方の果実
私は女
それは嘘
根幹にあるものは俗な欲望
カルマは計り知れないから
安酒で癒す
私は女
それは嘘
ホントに女
それは嘘
でも貴方の思い出で
また眠る