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隠しごと

あれからは、2週間…

早朝とバイトがない夕方は、反射神経をもっと良くなるトレーニングを望美がスパルタ教育し筋肉をつける筋トレを家で朝夜と毎日毎日同じ事を繰り返しやり続けていた希佐。


今朝もキツイ特訓をしていた。


希佐「はぁはぁはぁ」


望美「最近、息あがるの少なくなったね。」


希佐「そ、そりゃーね、毎日毎日きつ〜い特訓をしてりゃねっ!体力も持つようにもなりますよね!」


と青ざめた顔しながら、答えた。


望美「まぁ、こんなにやってるんだから体力かないとかありえないしね」


希佐(くっ!当たり前でしょって顔しやがって!)


望美「家帰って学校の支度しないと遅刻するよ!」


望美は、急ごうともせず帰る支度をしている。


希佐「分かってますよ!」


と言い希望も帰る支度をした。


望美「あっ!それと今日の特訓お休みね!」


希佐「え!?なんでだよ?」


希佐は、ビックリして聞いた!


望美「ちょっと、用があってね。」


希佐「ふ〜ん。珍しいなっ!」


望美「だから、今日は久しぶりに幼なじみとでも遊んできたら?何だかんだ、気にしてるみたいだし?」


希佐「あいつらが?」


希佐(まぁ、最近学校以外あいつらと一緒にいる事なかったな…)


望美「あなたを気にしてくれるなんてそうそういないんじゃない?」


希佐「は?そんな事ねーし!あいつら以外にもっ………」


急に黙り始めた希佐…


希佐(あいつら以外に俺を気にしてくれる奴なんているのかー?俺には…)


希佐は、あまり自分から話しかけるタイプだはないから学校では新や奈々以外あまり関わらなかったから友達が少なかったのだ。


でも望美だけは、学校の人達と違って希佐にとって喋りやすかったのだ。


望美「でも、少なくても自分を大切に想ってる人がいるだけありがたく想った方がいいよ!」


望美は、どこか寂しそうな顔している。


希佐「うん。分かってる…」


2人は、神社を後にして自宅に戻り学校に向かった。


希佐と望美は、相変わらず学校ではあまり顔も合わせない話もしないでいる。


望美が学校では声かけないでと言ったからだ。


なぜ望美は、そう言ったのか良く分からないが何か理由があるんだと思っている希佐だった。


望美は、転校初日にクラスに冷たい態度を取ってしまったからクラスの皆んなから近寄り難い存在になってしまている。


希佐は、それが気になりチラチラ望美を見ているのを新と奈々は、見ていた。


キーンコーンカーンコーン♪


下校のチャイムが鳴った。


新「今日もバイト頑張れよ!」


奈々「また、明日ね!」


新と奈々は、希佐に伝え帰ろうとした。


希佐「バイトないから、俺も一緒に帰るよ!」


奈々「えっ!今日バイトお休みなの!?」


奈々は、嬉しそうに聞いた。


希佐「おう!久しぶりにな!」


新「へぇー!バイトクビにでもなったか」


新もどこか嬉しそうに希佐をからかっている。


希佐「ちがうわ!てか、久しぶりに俺ん家でゲームでもやろうぜ!」


奈々「うん!行く行くー!」


新「おう!」


3人が揃って帰るのは、久しぶりで3人共うれしいそうに学校を後にし希佐の家に向かった。


ガチャ


新・奈々「お邪魔します!」


希佐「おう!飲み物持って行くから先俺の部屋行ってて」


新「はいよー!」


新と奈々は、先に希佐の部屋に向かった。


ガチャ


新・奈々「…」


2人は、希佐の部屋に入った途端少し黙ってしまっていた。


希佐「何突っ立ってんだよ!座りなよ!」


飲み物を持って来た希佐が2人に言った。


奈々「えっ!う、うん」


奈々は、何か困惑しながら答えて2人とも座った。


そんな、奈々を見た希佐は少し疑問を持ったがゲームを探しだした。


希佐「何やる?」


奈々「何でもいいよ!」


新「…」


希佐「何でも良いとかが1番困るぞ!ずっと黙ってるけど、新は何やりたい?」


希佐の部屋に入ってから、新はずっと黙って下を向いていた。


新「…」


希佐「おい!新聞いてんのか?」


新「…」


新は、ずっと黙っている。


そんな、新を見て奈々が新の肩を叩き名前を呼んだ。


奈々「新!」


新「…」


希佐「新!どうしたんだよ!何で急にシカトしてんだよ!」


希佐は、少しキレながら新に聞いた。


新「…」


それでも、黙っている。


ガシャン


希佐は、ゲームソフトを落とし新の胸ぐらを掴んだ。


希佐「おい!急にシカトしてどうしたんだって聞いてんだよ!聞こえねぇーのか?」


とうとうキ希佐は、キレてしまった。


奈々「希佐やめて!」


新「お前…俺らに何か隠してんだろ?」


ようやく口を開き、睨みながら聞いた。


希佐「!!!!!」


奈々「…」


希佐は、図星を言われて思わず胸ぐらを離し動揺しながら答えた。


希佐「はあ?何のこと?お前らに隠し事?ないない」


新「お前の部屋変わってるだろ!お前は、俺らに何か隠すとき部屋の模様替えをする。やたら、筋トレ関係や格闘技関係の本やDVDがやたら多いしダンベルとか身体使う器具も多い。これは、ただ身体を鍛えるだけのためじゃないだろ?」


希佐「はぁ?それだけで、俺が隠し事してるとか分かるわけないじゃん!根拠があるなら分かるけどその本とかだって俺前から身体鍛えたいって言ってただろ?その為買ったんだよ!」


奈々は、ずっと俯いて聞いている。


新「じゃ、お前の身体がだんだんがたいが良くなってるのはなぜた?この短期間でこんなにも早くがたいが良くなるなんてお前1人では無理だ!別にただ鍛えてるだけなら何も言わねぇ、でもたまにお前の腕や足などに見えるアザはなんだ?俺の予感だがお前危ない事しようとしてないか?」


希佐「!!!!」


希佐は、新の見た事ない目つきを見て一瞬怯んだ。


希佐「本当ただ、鍛えてるだけだよ!今回は、本気でやってるからここ最近めっちゃ頑張ってただけだよ!アザは、バイトで物にぶつけてできてるだけで」


新「俺らがここ最近お前を見て何も思わなかったと思うか?お前朝だってランニング行ってるみたいだけど毎日遅刻ギリギリに来るだろ?本当にランニングか?奈々なんていつも一緒だった希佐が最近遠い人に見えて何か寂しいね!って言ってるんだぞ!俺だってそうだ!」


希佐は、奈々を見た。


でも、奈々はまだ俯いたまま。


新「なぁ、本当に危ない事してないんだよな?」


希佐「してないよ!本当だ!」


希佐は、精一杯の笑顔作りで答えた。


希佐(俺の為にお前等まで危ない事は、させられないよ…)


新「そうか…それと、本城 望美とは何もないないのか?」


奈々「!!!!」


奈々は、急に頭を上げた!


希佐「えっ?なんで本城がここで出てくるんだよ…?」


新「俺の勘では、本城 望美とお前は何か隠してるって思ってる!」


希佐(あ、新ってすげぇ感良すぎないか!)


希佐「な、何もねぇーよ。何でそんな事思うんだよ」


かなり引きつった顔をしている。


それを見た奈々は、すごく悲しい顔をしているのを横目で見ていた新だった。


新「お前本城をチラチラみてるじゃん!本城は、本城でお前と目が合うと何がお前に俺には分からないような合図をして目をそらしてる!それを見たら、何かあんだろうな!って思うだろ!」


希佐「そうか…?気のせいじゃないか?」


新「そうか…!じゃ、俺家でテス勉しないとだからそろそろ帰んな。奈々行くぞ!」


奈々「えっ!?」


新は、奈々の手を引っ張り部屋から出ようとした。


希佐「お…おう…」


バタンッ


2人は、帰って行った。


希佐「新、奈々…ごめんな…」


2人が出て行ったドアの方も見つめながら辛そうに言った。


奈々「ねぁ!新あんなに怒んなくても良かったんじゃない?」


新「でも、俺等は小さい頃お互い何かあった時は3人でずっと協力して解決してたじゃん。それなのに俺等に隠し事して。俺、なんか悔しくて…」


新は、下唇を噛みながら俯いた。


奈々「新の気持ち分かるよ。私だって、悔しいよ…」


新と奈々は、辛い顔をしてそれぞれ自宅の家に帰って行った。

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