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始まる!

ピピピッピピピッ♪


目覚まし時計がなった。


希佐「んっ…ん〜」


希佐は、手探して目覚まし時計を止めた。


希佐「少しだけ…」


ガバッ!


また、もうひと眠りしようとしたが勢いよく起きた!


希佐「も〜まだ、4時だぞ!!でも、支度して行かないと本城に怒られるしな…」


とブツブツ文句を言いながらも支度し望美が待つ大五守神社まで走って行った。


希佐「はぁはぁはぁ…着いた!本城まだみたいだな。」


大五守神社に着いたが全然体力のない希佐は、階段に座り込み息を整いてる。


希佐「はぁはぁはぁ…5キロってこんなに長かったんだなぁ…はぁはぁはぁ。ん!?」


上から影が見えたので上を見たらそこには…


望美「5キロでもう辛いの?これから、やる事のがもっと辛いよ!できんの?」


望美が呆れた顔で空から降りてきた。


希佐「ほっ本城どーやって空からおっおっ降りてきたんだよっ!!」


望美「どーやってって、家からここまで飛んで来ただけだけど?」


と当たり前のように答えた。


希佐「そーじゃなくて…いや…いーわ。本城の国では、当たり前なんだろうから!」


希佐は、望美と住む世界が違う事を理解し聞くのを辞めた。


望美「私達の国でも皆んなが空飛べるわけじゃないよ!」


希佐「えっ?そーなの!?」


凄くビックリをしている。


望美「貴方にまだこの話をするのは早いけど…まぁ、少しだけなら。」


希佐「うんうん!」


凄く興味があったようで目をキラキラして待っている。


望美「早く言うと星の精霊の力。星の精霊達によって使える能力は違う。あたしがさっき空を飛んだのは、白鳥座の白の力を借りて飛んだの。もちろんエネルギーは、使うよ。」


希佐「星の精霊…白鳥座って星座の事?」


望美「そう。あたし達の強さは、その精霊達によって大きく変わる。魔力を使う時にその精霊達の力を借りて魔力を使うと普通の魔力より倍以上強くなる。でも、普通に使う魔力と精霊達の力を借りて使う魔力、あたし達は、借り手と呼ぶけどその借り手を使うとエネルギーの減りが全然違う。だから、むやみに使えない。」


希佐「じゃ、その空を飛ぶのもエネルギーの減りは激しいって事か?」


望美「それとは、別。白鳥座は、鳥の一種だから、空が飛べる。エネルギーは少しは減るけど魔力とは無関係。星の精霊達が持っている神秘の力を分け与えてもらった物だよ。」


希佐「凄いな!俺も星の精霊達の力を借りられんのか!?」


とワクワクしながら聞いている。


望美「それは、星の精霊達に見つけてもらわないと無理だよ。実際、魔力を使えるようになっても精霊達に見つけてもらえてない人は沢山いるからね。」


希佐「見つけてもらうにはどうすれば!?」


望美「それは、あたしにも分からない…」


希佐は、凄く落ち込んでしまった。


望美「魔力を使えるようにならないと始まらないからまずは、あなたがどの程度なのかを見せて貰わないとね!」


希佐「おう!」


望美「まずは、あたしの攻撃を全て交わして。もちろん、素手だから安心して。」


と言い望美は、構えた。


希佐(素手だから安心してって言われても昨日の見てるから安心できねぇーよ)


希佐は、不安がりながら望美の攻撃待っている。


望美「行くよ!」


スタッ


望美は、希佐にパンチ、蹴りなどを高い位置や低い位置まで沢山攻撃をした。


希佐は、それを全て交わしている。


望美「へぇ〜。反射神経は良いんだね。」


希佐「運動神経は、良い方なんでね」


希佐は、望美の攻撃を交わしながら自慢気に答えてた。


希佐(にしても、このパンチや蹴り当たったら痛いんだろうな…)


と思いながら攻撃を交わし続けた。


望美「じゃ、そろそろスピード上げていくよ!」


望美は、だんだんスピードを上げ、攻撃をし続けている。


それに対して、希佐も必死に攻撃を交わしているが徐々に疲れが出始めた。


望美「まだ、5分しかたってないよ。疲れる早くない?」


と言いながらも攻撃を辞めない。


希佐「はぁはぁはぁ」


希佐は、攻撃を交わすのに精一杯だ。


-あれから、10分後-


ドスッ


希佐「ゔぅ…」


望美の蹴りが希佐のお腹に当たり、希佐はお腹抱えひざまづいた。


望美「初めてにしては、中々だったよ。少し休憩してから次やるよ」


希佐「はぁはぁはぁ。」


希佐(お、鬼かアイツは…)


希佐は、望美のスパルタ特訓に少し圧倒している。


望美「次は、さっきの逆をね。本気で私に当てに来て。」


休憩してから5分後に次の特訓の内容言い出した。


希佐「えっ!今から!?」


望美「そうだけど?」


希佐「ちょ、今ようやく息整って来たからもう少しだけ待ってくれないか?」


とお願いをした。


望美「はぁ〜。敵は、待ってはくれないよ?でも、まぁ朝から飛ばしすぎるのも夕方の特訓にも影響あるしね。後、10分ね。」


呆れながらも承知した。


希佐「えっ?夕方もって言った?」


望美「もしかして、朝だけの特訓だと思ってたの?」


希佐「そのもしかしてです…」


望美「バカじゃないの?朝だけの特訓で勝てる相手じゃないんだよ?自分が狙われてらのわかってんの?」


望美は、キレ気味になった。


希佐「分かってるよ…でも、夕方はバイトがあって…」


望美「バイトって何か欲しい物でもあんの?」


希佐「かっ、母さんの誕生日が再来月だから少し高いプレゼントをって///」


少し恥ずかしいそうな顔をしている。


希佐は、働ける歳を小さい頃からずっと待っていた。

いつも頑張ってるお母さんに自分が初めて働いて稼いだお金でプレゼントを買いたくバイトをし始めたのだ。


望美「お母さん思いなんだね!」


と優しい顔をしている。


いつも無表情か真剣な顔しかしない望美がたまに見せる優しい顔がレアで希佐は、ニヤニヤしていた。


望美「何ニヤニヤしてんの?気持ち悪い。」


希佐「きっ気持ち悪いって失礼な奴だな!まあま、でもバイトは週3日だからバイトない日は、特訓するからよろしく頼むな!」


望美「じゃ、そうと決まったら次やるよ!10分たっただろうし。」


希佐「おう!次は、さっきの逆だろ!じゃ、行くぞ!」


タッ


希佐は、休憩したおかげで体力が少し戻って早速、望美に攻撃し始めた。


望美と逆で低めの攻撃をし続けている。


希佐は、ダンスが得意だった為体が柔らかく望美が避け続けていてもすぐターンして攻撃をし続けている。


望美(さっきと違って、素早い…しかも、攻撃が低くて避けづらい…よし!ガードして交わしてみよう!)


バシ バシッ!


望美は、希佐のパンチとキックを腕でガードして避けたが…


望美「え!!!?」


希佐は、望美の驚いた声で動きが止まった。


望美(ちょっと待って!ちょっと待って!えっ?何これ!!)


希佐「ど、どうしたんだよ!?」


望美は、考え込んでいるのか黙ったままだ。


望美(き、気のせいよね…きっと…)


希佐「おい!本城!」


望美「ん!?あっ、ごめん!」


希佐「どうしたんだよ?急に声出したと思ったら黙り込んだらして!」


望美は、少し困った顔し答えた。


望美「あっ、あのさぁ…もう一回、全力でパンチとキックしてくれない?」


希佐「え?なんで?」


望美「いいから!」


希佐は、言われるままパンチとキックを全力で望美に攻撃した。


望美は、それを腕でまたガードした。


望美(き…気のせいじゃない!!!!)


望美は、さっきよりももっと困った顔をして黙った。


希佐「お、おい!また、黙ってどうしたんだよ!そんな顔されると、怖いんだけど!」


望美「あのさぁ、喧嘩したことある?」


望美は、希佐に問いかけた。


希佐「あるよ!俺も男だぞ!」


望美「口喧嘩じゃなくてだよ!」


希佐「!!あっ、あるよ!」


望美「じゃ、その時どっち勝ったの?」


希佐「俺等だよ…」


望美「俺等?じゃ、誰がどーやって倒したの?」


希佐「新って奴が倒して…俺は、その避け続けて相手を疲れたところをまた新って奴が1発入れて倒して…てな、感じで…」


望美「はぁ〜。」


望美は、深いため息をした。


希佐「……」


望美「貴方は、避ける反射神経…って言うか反応に関しては凄い良い。相手をちゃんと見て避けたり攻撃したりしていて正直驚いた!でも、もっと驚いた事は、貴方の力が弱すぎる!女以下ね!」


望美は、はっきりと伝えた。


希佐「えっ…」


その言葉に戸惑っている希佐。


望美「力か弱すぎってだけだから才能がないわけではない。でも、思ったより弱すぎてビックリした…けど、まぁ筋トレをすれば何とかなるから気にしないで!」


希佐「いやいやいや!俺自身、力がないのは分かっていたけど女以下だとは思ってなかったけど!?気にしないでって俺の心がヤバイからぁぁ!」


望美「男でしょ!そんな事で気にしてたらきりないでしょ!ほら、次やるよ!」


希佐「俺の心が…」


希佐ははっきり弱いと言われ、落ち込んでいる。


望美「貴方の実力は、分かったから次はあたしが言った筋トレをやって!それを毎日に家でも2セット朝来たときも1セット夕方2セットをやってから、さっきやった事を繰り返すをやる事にするからね!」


望美は、落ち込んでる希佐をシカトしで特訓メニューを言い出した。


希佐「……」


望美「ほら、朝の貴重な時間なくなっちゃうからさっさとやる!」


希佐「分かったよ…」


希佐は、望美が出した特訓メニューをやり朝の特訓は終わった。


バタッ!


希佐「はぁー!きっつぅー!!」


希佐は、汗だくになり仰向けになりながら叫んだ!! 


望美「あたしは、帰るよ!学校の支度して行かないとだから!じゃ、また」


希佐「えっ!?おっ、おい!」


望美は、空を飛んで行ってしまった。


希佐「アイツー!先帰りやがって!」


希佐は、ブツブツ言いながらスマホの時計を見た!


希佐「はぁ!?もう、こんな時間じゃん!俺も帰んないと遅刻しちゃう!」


立つのも辛いながらも、走って帰って走って学校に向かった希佐だった。


ガラッ!


希佐「はぁはぁはぁ」


奈々「希佐!どーしたの?家に行ったら、さらちゃんが希佐はランニングに行ってるけどまだ帰って来ない!って心配したんだよ?」


新「自分の体力の無さに運動し始めたか!」


キーンコーンカーコンコーン♪


希佐は、息切れで話せなかった。


先生「席付け!ホームルーム始めるぞ!」


奈々、新も自分の席につき、希佐も自分の席に向かった。


希佐(アイツー!置いてきやがってぇ!)


望美は、希佐と目も合わずずっと前を向いていた。


希佐は、自分の席に座った。


希佐「!!!」


後から、小さく折ってある紙が投げられた。


そこには、[学校では、話しかけないで!]と書かれた手紙だった!


書いた相手は、望美だ。


希佐(はぁ?何だよ!アイツ!)


それを読んだ希佐は、渋々納得をして[分かった]と書き後を投げた。


それを読んだ望美は、


望美「字汚たな!」


とボソって言って先生の話を聞き始めた。


希佐(アイツ!!)


そなこんなで希佐の秘密のキツい特訓が始まった。








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