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日記  作者: ふきの とうや
十月分
9/20

四日 愚痴る

 部活が、引退できない。


 いや、これは別に悪いことというわけではない。ただ、少々事情があって引退の感動が薄れつつある。

 まず初めに断っておくが、私の加入しているテニス部は弱小チームだ。その中で、一応私は団体戦に登録できるペアの中にいるのだが、しかしこれが微妙な立ち位置で。試合に出れるのは実質上位三ペア。しかし、団体メンバーは六ペア。残りの三ペア、これは審判要員である。つまり、試合に出る訳でもなく、ただ審判だけをするという一番損な役なのだ。


 しかし私は初めに言った。弱小チームであると。先日あった団体戦予選一日目。実は私は応援団長も務めていたりするのだが、嬉しいことにチームは突破し、二日目に残れた。この時はまだ、やる気があった。だがここで思い出してほしい。あの、台風たちを。よりによって休日にやってきたあの台風を。おかげで二日目は順延に次ぐ順延。こうも延びると、否が応でもやる気が損なわれる。こうなるとつらい。

 しかも、この二日目、ほぼ突破は確実であり、県進出は決まったようなものだ。もともと一日目で引退するだろうと思っていた私は、自分勝手なことだが今では早く終わらないかなあなんて思ってる。


 それでも、確かにチームが勝ち進むのは嬉しいものだ。手放しで喜べる。審判さえなければ。

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