表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日記  作者: ふきの とうや
十月分
6/20

十月一日 夕焼け

 雲を見た。と言っても、ただの雲じゃない。夕暮れ時の、橙に染まった雲だ。これがなかなか綺麗だった。日はとうに山の向こうに沈んでしまっている。だのに、山際は紅葉のように明るかった。見上げれば深い藍色で、一等星がぽつぽつと見られる。そんな空の中で、輪郭のあやふやな橙雲が流れる様は、水彩画よりも絵らしかった。


 久方ぶりに美しいと感じた。美しいものを美しいと感じることが、どうも少なくなったと思う。これでも私も作家の端くれ、感受性というのはとても重要だ。今日の夕焼けに感じた想いを、忘れないでいたいものだと思う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ