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日記  作者: ふきの とうや
九月分
3/20

二十八日 落葉

 近頃、一人で登校するのが日課となっている。そのうちにいろいろと考えるが、また楽しいのだ。友というのは大事なものだが、常日頃共にいると、一人の時間も欲しくなるというものだ。


 さて、今日見たことを、つらつらと書いてみた。


 正午を過ぎた、授業の最中のことである。


 知らず渋面となっているのに気づくこともなく、じっとノートを見つめていた。すると、どうも気詰まりになって、肩も凝ってくるというものだ。そこで体を伸ばそうと顔を上げ、黒板を見た時に、窓の外を葉が落ちるのを視界の隅で見た。窓の方を向いてみた。黄色く染まった葉がちらちらと舞う様は何とも美しい。校舎の前に立つ高木は、枝の生え始めが高く、葉も生い茂っているとは言い難い。下から見るとみすぼらしい姿をさらすのだが、しかし落葉の美しさはどの木も同じと言うことなのだろう。


 と、こんなことを書いているが、これを見たのは数学の授業中のことなのだ。趣味に没頭するのもいいが、これはちょっといけない気がする。

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