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六日 クリプレ
風邪を引いた。鼻詰まりがひどくて、ポケットティッシュを一日で使い切ってしまう。しかしこういう時に限って、駅前にティッシュ配りの姿は見えない。どうやら神様はどうしても私に醜態をさらしてほしいらしい。
さて、ハロウィンは終わり、世間はクリスマスへ向けて装いを異にしようとしている。すると私のような親元を離れていない学生が気になってくるのは、クリスマスプレゼント。とは言ってもおもちゃを欲しがる歳でもないので、気持ちだけで十分、ということにはなったりする。去年はCDか靴か。もう思い出せない。
そんななので、今年はもはや母がこれは?と提案してきた。それが広辞苑。正直、この手があったかと。私は電子辞書を持っているが、これが意外に使い勝手が悪い。同じページにある、未知の言葉に出会うということがない。しかしやはり、小説を書くのなら紙の辞書は大事だ。魅力的で、神秘的ですらある。しかもそこそこ高価だ。このそこそこというのが大事で、クリスマスプレゼントにぴったりだろう。
ということで、広辞苑を頼むことにした。ついでに米津玄師のピアノ楽譜も。充実したクリスマスになりそうである。




