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五日　うなだれる

　すごく残念なことがあった。

　中学高校には、体力テストというのがある。だいたい一年に一回か二回。わざわざこれに合わせて備えたり、ということはないのだが、クラスメイトに見られることもあり、記録が低いとなかなかつらい。共学の男子ならわかると思うが、女子に知られるとなおつらい。

　さて、本日行なったのが、五十メートル走。昨日、私がテニス部所属であることを明かしたが、実は私、足が速い方ではない。しかしこれまでの記録を見てみると、決して遅いというわけでもない。そう思っていた。今日までは。

　五十メートル走というと、私の歳であればだいたい七秒が平均だろう。私のように運動部所属であれば、六秒台は普通である。時々、文化部の子が七秒四になるぐらいか。去年惜しくも六秒台になれなかった私は、今年こそ意気込んでいた。

　ところが結果は、七秒五。六秒台どころか、中一の記録に逆戻りである。最近体が重くなったと感じていたのは、気のせいではなかった！

　ということで、朝五時に起きて三十分ほど運動することにした。三日坊主にならないといいが。