1/2
はじまり
小さい頃は、成功のビジョンが簡単に思いついた。
常に大人の顔色をうかがい、勉強もスポーツも周りよりできた僕はどんなことでも簡単にできてしまった。
そのおかげで、家族はもちろん先生や近所の人にもよく褒められた。
だけどいつからだろう、、、
その成功のビジョンが描けなくなったのは。
たぶん中学校に上がるくらいのころからだろう。
努力することを知らない僕は、努力をしだした周りに置いて行かれ始めた。
何をしても続かない。
人よりできない。
昔はあんなにできたのに。
自分はできる人間じゃないのか。
そんな自己矛盾を抱えた僕は、しだいに失敗のビジョンしか浮かばなくなり、すべてを、人生をあきらめてしまった。
そこから数年間のあきらめと自己矛盾の日々はあまりおぼえていない。
起こる事すべてがどうでもよくなった日々には思い出など残らないのだ。
だから僕がその頃どのように日々を過ごし、どんなことを思ってい生きていたかは覚えていないが
「そのころには二度と戻りたくない」
と言うことだけは僕の頭に鮮明に刻まれている。
コンスタントに投稿できるよう、がんばります。。。