1. 真っ白な空間
初めまして!プニプニと言います。
いやー、小説書くのって難しいですね。
仕事の関係で不定期更新になりますが、できるだけ頑張っていこうと思います!
本文短めですが、これから長くなっていくとおもいます。では、本文のほうどうぞ!
「…ん」
俺は深いまどろみの中から目覚める。
「…どこだここは?」
そこは真っ白な空間だった。何もないので、距離感がつかめない。俺はまだ、ハッキリと目覚めきってない意識で何があったか思い出す。
…確か、教室にいたはずなんだけど……。あぁ…、そうだ床に現れた魔方陣にのみこまれたんだっけ?じゃあここは小説でよくある転移するための空間かな?案外冷静だな…と自分のことを客観的にみていると…
「ここは私が造った空間です」
後ろから声が聞こえ、振り返るとそこには絶世の美女とも思える女性が立っていた。身長は170はあるだろうか?髪は黒く、お尻のあたりまで伸びている。目はくっきりとしていて、鼻筋がよく通っている。体は所謂ボンッ、キュッ、ボンッでかなり大人の雰囲気が出ている。
俺は直感で分かった。この人が女神様で、自分を転移させてくれるのだと。俺はこれからおこるであろう出来事を考え、ワクワクした気分で女神様の次の言葉に耳を傾ける…
「確かに私は女神ですが少し違うことがあります…」
女神様は俺の心の中を読んで悲しそうな顔でそう答えた。俺はさっきの言葉と女神様の悲しそうな顔の理由が気になった。
「何が違うんですか?」
さっきのワクワクムードはどこへやら。俺は緊張した声で問いかける。
「…貴方は今回の異世界召喚に失敗し…、死んでしまったのです…」
「………」
俺は唖然としてしまい、言葉が出なかった。
「本来、異世界召喚が行われると私が各個人にあった力を魂の容量にはめ込み異世界に送ります。しかし貴方の容量に空きが無く寝ぼけていた私はそれに気づかず無理やり力を渡した結果…体が爆裂四散しました」
…ん?あれ?
「それって、女神様の失敗で死んだってこと?」
「………はい…」
なにやっちゃってくれてるのかな?この女神は?俺は満面の笑みを女神に向ける。
「!?だって今回の異世界召喚、人数が多いんだもん!貴方最後らへんだったから、ついウトウトしちゃって…」
女神が言い訳をしてくる。キャラが崩壊してるように思うが、今は関係ない…
「なにやってんだお前はーー!!」
「ひぃっ!?ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
なにもない真っ白な空間に女神の声だけが響いていた…。