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クラス転移~俺だけ人外転生~  作者: プニプニ
18/27

16. お風呂

R18的な表現が入っているのでご注意を。

「止めてくれ~」


「ほら、抵抗してないで早く脱いで」


「そうですよ。早くクラウディア様の生まれたての姿を私に拝まさせてください」


俺は今服を脱がそうとしてくる二人に抵抗している。ちなみに俺の今の格好は転生前と同じ学生服だ。もちろん男物の学生服だが、なんで皆指摘してこないかというと前の転移者が関係しているらしい。転移者の一人が自分の学生服を女子に着せて「萌え~!」と言っていたことから女性陣のほうで好きな男子の学生服を着るのが今でも流行っているらしい。


そして俺の学生服を脱がそうとしてくるのはエリスとセシル。セシルは俺と同じ狐の獣人のメイドだ。エリスは純粋に俺とお風呂に入りたがっているが、セシルの方はヤバイ。王様に呼ばれた時はキリッとした顔だったが、お風呂場に着いた瞬間顔がニヤけていた。


そうこうしていると、セシルが俺の腕を掴みエリスが俺のシャツのボタンを取り始める。美少女二人に服を脱がされるのはなんだか背徳的な気分になってくる。


俺は決心して「自分で脱ぐから」ということで二人の拘束から逃れる。セシルの方は残念そうにしていたが気にしない。


二人に背中を向けて目を閉じて手探りで服を脱いでいく。服を脱ぐ度にセシルの感嘆の声が聞こえてくる。


そして服を全部脱いで二人に向き直る。もちろん目は閉じたまま。胸はタオルで隠し、股は尻尾を動かして隠す。


「肌綺麗だね、お姉ちゃん。でもなんで目閉じてるの?」


「そっそそ、それはアレだよ、アレ。うん、アレ。私のアレがエレクチオンしちゃうからだよ」


我ながら何言ってるんだと思う。エレクチオンするマイサンも家出しちゃってるんだけどな。


「エレクチオン?よく分からないけど目開けないと危ないよ」


それもそうなんだが、どうすればいいんだ…。そうだ、下を向いて行けばいいんだ。俺は一旦後ろを向き、目を開けて下を向く。自分の体が見えない、そして相手の体を見ないですむぐらいの高さに合わせてまた二人に向き直る。


そしてエリスに手を引かれようやくお風呂場に入る。二人の体を見ないようにお風呂場を見渡す。最初に思ったのがかなり広い。中央に50人が入れるぐらいのお風呂があり、両端にはシャワーと鏡がついてある。そして体を洗うためシャワーの下に向かう。ここからはセシルに指導してもらう。


「まず、髪の洗いかたですが耳をたおしてください」


こんな感じかな?俺は耳を意識し、耳をたおす。


「そうです。そしてできるだけ下を向いて耳に水が入らないよう気をつけて髪を洗っていきます」


俺は下を向き前世より伸びた髪をシャンプーをつけ丁寧に洗う。


「次は尻尾ですが、その前に体を洗いましょう。よかったら私が丁寧に体の隅々まで洗ってあげますが。グフフ…」


「いやいいから。自分の体ぐらい自分で洗うから」


セシルの残念そうな声を聞き流し俺は目を閉じて自分の体を洗う。でも手に伝わってくる柔らかい感触にドキドキしてしまった。特に胸と股を洗うときには声が出ないようにするのに必死だった。


「では、尻尾の洗いかたですね。尻尾は専用のシャンプーを泡立てて毛の流れに沿って洗ってください。毛の向きとは逆に洗うと尻尾がボサボサになってしまいますので注意してください」


なるほど、なるほど。俺は言われた通り尻尾を洗う。そして洗い終わると、


「お姉ちゃんの尻尾って綺麗だよね。ちょっと触っていい?」


「私も触らせてください。ほんのちょっとだけでいいので!」


エリスとセシルが頼んでくるので尻尾ぐらいならいいかなと思い、了承する。


「じゃあ触るよ」


「どうぞ~」


しかし俺は油断していた。自分で触ったときはなんともなかったから大丈夫だと思っていた。


「!?」


「うわぁ~、尻尾もふもふ」


「そうですね。何とも言えない触り心地です」


二人が優しく尻尾を撫でる。その度にへその下あたりがジンジンしてくる。ヤバイと思っても体に力が入らない。


「ひょっと待っふぇ。にゃんらか力がはいらにゃいから…」


呂律も頭も回らないなか尻尾を触ってくる二人の方を向く。しかし俺は忘れていた。ここがどこなのかを。


「ぶほぉ!!」


目の前には全裸の美少女が二人。片方はまだ幼さが残る顔、体型で胸にはまだ小さいがピンク色のアレがついていた。そしてもう片方は俺の尻尾に顔をつけているので見えないが、女性特有のくびれ、そして尻尾をパタパタと動かしているのでチラチラ見える真ん丸のお尻。俺は二人のそれを見てしまいあられもない声を出し鼻血が吹き出した。


「お姉ちゃん、大丈夫!?」


「グフフ、こりゃたまらんですわ。食べちゃっていいよね?」


セシル、お前はなにをしてるんだ。という抗議の声を出すこともできず。未知の快感と鼻血による出血で俺は意識を失った。

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