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「上司は激怒した」

知り合いからお題を頂き、それにそってショートストーリーを書くっていうもので書かせて頂いた作品です。

楽しんでいただけると幸いです。

上司は激怒した。

繁忙期を無事に過ぎたオフィス。それが彼の仕事場である。昨日まで鳴り止まなかった電話はぴたりと止み、ばたばたとオフィスを駆け回っていた社員たちは今日で一息つけたことに落ち着きを取り戻している。

だがしかし、これはどういうことだ。

昼休みから戻ってきたオフィスは香ばしい香りでいっぱいだった。

じゅーっと肉の焼けるいい音、醤油とニンニクの香り、社員たちが上司の机の前でたむろしている。香りの出処はどうやらそこらしい。

恐る恐る近づいてみれば、愛用のマイデスクにはカセットコンロが置かれ、その上に大きめのフライパンが鎮座し、中でこんがり焼けた唐揚げが鎮座していた。


「なんで俺の机で唐揚げを作っているんだ!!」


思わず叫んだ上司。すると、フライパンを握って率先して唐揚げを量産している男性社員が言った。


「繁忙期お疲れ様唐揚げですよ。上司も食べます?」

「食べるけど!食べるけれども!何で俺の机で唐揚げを作っているんだ!!」

「コンセントの立地問題で上司の机が一番壁際にある未使用コンセントに近かったので」


屈託ない笑顔でサムズアップされるとそれ以上怒るのもなんだか馬鹿らしく思えてきて、彼は男性社員に促されるまま出来たてホカホカの唐揚げを食べて口内を火傷した。

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