表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ストレイト  作者: こなみ
1/1

最初



「魔法術と魔法は根本的には同じものです。ではこの二つの明確な違いが何かというと能力の規模にあります」


あどけなさを残しつつも凛とした女性の声が講堂内に響き渡る。声の先にはずらりと机と人が並んでいる。


「以前の魔法とは人が行うことを指していました。木を切る、水を汲む、火をおこす。人類が起こすことのできる事象が魔法と定義されていたのです」


100を超える聞き手の反応は三者三様であった。真面目に書き写す者もいれば、隣と談笑している者もいれば、机に突っ伏している者もいる。


「しかし、長い魔法の歴史の中で人類が成し遂げることができない。人智を超えた能力を扱う者が現れ始めました」


日が昇り、部屋の温度が高くなったからだろうか。睡魔に襲われる者が次第に増え始めている。1時刻丸々演説に割いていればその誘惑に抗うことは容易ではないだろう。


「そして、それまで魔法を魔法術として、未知の能力を魔法と呼んでいました」


例に漏れず、壁側で日差しを浴びるようにしてもたれかかっていた私は、


「権能を授かった魔法使いは世界に選ばれたとされ―」


手元から筆が落ち、目を覚ました。


“純正なる魔法”(ストレイト)と呼ばれています」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ