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売名目的、日々エッセイ2  作者: 井上達也
91/91

アドレセンスで通ぶるな(警告)

また一つ、罪なドラマが生まれてしまった。


以後、盛大にネタバレを含んでいる。

Netflixのアドレセンスを見てない人はブラウザバックをしてほしい。






アメリカのエミー賞を撮ったドラマ、アドレセンス。

撮影手法や、取り扱う題材がとても風刺にとんだものだったこと、俳優陣の演技の高さによって受賞したのだと思う。


こういう時に短絡的な男は、「おれアドレセンス好き」などと言って、意中の女の子に通ぶるのである。


一時期、クリストファーノーランの「ダークナイト」が好きといえば何かと通ぶれるという時代があった。合コンなどに行って好きな映画を聞くと、男女問わず「ダークナイト」と回答するのである。ジョーカーが拍手しながらパイプ椅子に座って笑ってそうな回答である。


アドレセンスは作品的にはダークナイトに通じるものがあるが、いかんせん内容が内容である。


この内容で男女の会話が花開くとは思えない。

しぼむか枯れる一方である。


さて、作品の感想である。

ワンカット撮影の良さがあるとしたら、内容が頭に入ってきやすいと思った。

セリフこそ覚えてないが、どんな内容だったかは覚えてる。非常にわかりやすい。

場面転換がしにくいというデメリットにより、大幅な内容変化が見られなかったことによる影響はあったと思う。


なお、ワンカットにすることによって、役者スゲーになっていく流れは個人的には好きではない。

確かにすごいのだけれど、4時間あったドラマをおそらく1分で語れるので、話している内容の大半は冗長であったとも言える。

息子はあんなにも恋愛で苦悩していたのに、父親は実は母親と学生の頃から仲良しだったみたいな対比を演出できるのはわかりやすいがゆえに使える手法で良いと思えた。あとは、刑事さんと刑事さんの息子と主人公の父と子の関係とか。


ラストシーンがお父さんの葛藤で終わったから、この作品は子供と両親の向き合い方、みたい風に感じる部分も多いと思う。


小生はどちらかというと思春期におけるSNSという部分を壮絶に風刺している点が個人的にはよかった。


そもそも青春の大部分は恋愛である。

若い頃は恋愛に勤しみ、恋愛で何かを知り、恋愛で苦悩して成長していくのである。

若い頃に人を好きになってこなかった人が、大人になって恋愛をして苦労してる姿は何遍も見ている。


だから主人公のジェイミーの苦悩は普通である。


そこにSNSが加わるとそれはもはや自分では制御できない。自分の中での善悪や正しさの基準が定まってない思春期にSNSという色んな人の善悪と正しさの基準が詰まったカオスなツールなど使ってはいけないのである。


殺人に及んだのは終盤に出てきたネットゲームのせいだ!とSNSを使った活動家の人たちはいいそうだが、そんなことよりもSNSの影響を軽視してはいけない。


人の活動なんて知らなくていい。

人の考えなんて知らなくていい。

自分の言ってること、感じてることが大体正しい(ときどき間違うけど、それもまた人間味)

自分の考えが人に受け入れられないことのほうが大半だもの。


そりゃ精神を病んで性格も変わるよ。

なんでSNSなんて存在してるんだろ。

最近の人たちはサブ垢なるものを作るらしい。なんだよ、サブ垢って。パスワードを覚えるのもめんどくさいだろうに。


SNSを作ってる奴らは楽しいだろうなぁ。

人が馬鹿みたいに見えるんだろうか。例えば落ちてるお菓子に群がるアリとか樹液を馬鹿みたいにちゅーちゅー吸ってるカブトムシとかのように。


アドレセンス、ミステリーが見れるかと思って見たら内容が重すぎて元気をなくしてしまった作品であった。

1人でも多くの男が通ぶって「アドレセンス」好きと言わないことを祈る。付き合ってたから言えばいい。デートムービーではない。

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