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" サェハン・ゾスチ "(トグル)
”サェハン・ゾスチ”は、モンゴル語で「良い夏」の意味です。
エリーン・ゴルハン・ナーダム(7月に行われる、遊牧民の夏祭り)で行われる、クレシュ(古代柔道)の試合で、男達が着る装束です。
モンゴルなら、所謂『モンゴル相撲』の際に、力士が着る革製のジョドグ(上着)と、白い木綿のだぶだぶのズボン、長靴(グトゥル)ですね。腰には、ひらひらの色鮮やかな帯を締めます。
一般にTVや資料映像などで見かける『モンゴル相撲』では、帽子(ジャンジン・マルガイ)をかぶり、このズボンではなく、ちっちゃなパンツ(ショーダク)と靴(ゴタル)を穿いています。
あれは、ハルハ族(モンゴル国で首都圏に多く住む部族)の装束です。
部族や地方によって、少しずつ微妙に違うようで、内陸に行くほどこれに近い服装になるようです。
原画はA4ケント紙にコピックと色鉛筆、Photoshop。色鉛筆とコピックを馴染ませるのに苦労しています。
単に、民族衣装が描きたかったんです(汗




