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3話 いざダンジョンへ

 今日もゲームにログインしてそのまま訓練場へと向かう。


 何日かこんな生活をしているうちに、かなり銃の腕が上がってきていた。レーザーポインターのサポート無しで動いている的であったとしても、半分くらいの確率でヘッドショットを決めれるようになって来たのだ。


 今日も訓練場に行ってスナイパーライフルの練習を行い、そろそろ練習をやめようかと思っていた時にシステム音が鳴り響く。


 ちょうどいいと思い、練習をやめ確認することにした。どうやらスナイパーライフルの熟練度が上がり、進化させる事が可能になったようだ。


 いくつかある候補の中から進化後の武器を選べたのでルインは射程距離が短く、雷属性の付いたものを選ぶことにした。


 なぜ雷属性のものを選んだのかというと、一発で相手の頭を撃ち抜けなかったとしても、一瞬でも麻痺させる事ができれば、今の自分の腕でも二発目で相手の頭を撃ち抜く事ができると思ったからだ。


 そういえば練習中に何回かシステム音が鳴っていたことを思い出す。練習が一段落ついてから確認しようと思っていたのだが忘れてしまっていた。


 確認してみると、スキルが二つ手に入っていた。スキルの詳細を開いてみる。


 〈精密機械〉

【効果】多少の銃の狙いのズレを自動で修正する

【獲得条件】有効射程距離外の物体を1000回以上狙い撃つ


 〈銃を究めようとする者〉

【効果】銃を装備している間は全ての能力値が五割上昇

【獲得条件】訓練場で銃を5時間以上使い続ける


「両方ともかなりのチートスキルじゃねぇか・・・」


 思わず口に出してしまった。スキルは両方ともどんな種類の銃にも適応されるらしい。かなりのぶっ壊れスキルではあるが、自分が持っている分には問題はないのでとりあえず気にしないことにした。


 進化したスナイパーライフルとスキルの使い勝手を確かめるために、初心者用の戦闘エリアへと向かい、何体かモンスターを倒してみる事にする。


 見晴らしの良い高台へと登り、目につくモンスターを手当たり次第に撃ち抜いていく。これだけ撃ちまくってもモンスター達がこちらに気づく様子はない。


 気付かれないことを少し残念に思いながら、淡々と撃ち続ける。


 〈精密機械〉のおかげでいつもなら外してしまう距離でも、一発でモンスターの急所を撃ち抜くことができた。このスキルは予想以上の効果だったが、俺にとっては嬉しい誤算である。


 こんなに強い銃が不遇武器であるなら、他の武器はどんなぶっ壊れなんだとは思うが、まだ他のプレイヤーが戦っているところを見たことがないのでわからない。


 目的を終え帰ろうとするが、あることを思い出す。


「そういえばレベル10になれば自分の家が解放されるんだよな。後もう少しだし上げてしまうか」


 家が解放されれば、家の中にあるアイテムボックスが使えるようになり、その中にアイテムを入れておくことで安心して上級者用エリアに向かうことが出来るようになるのだ。


 今自分のレベルは8なので10まで上げるくらいならすぐだと思い、街に帰るのはあとにしてレベルを上げてしまう事にした。


 ずっと遠くから撃ち続けるだけというのにも飽きてきたので、他の銃の練習も兼ねて両手にハンドガンを装備してモンスターを探し始める。


 しばらくモンスターを倒しながら歩いていると異様な雰囲気を漂わせている洞窟を発見することが出来た。


「これはダンジョンか? ここなら張り合いのある敵がいるかもしれないな」


 一度準備をしてから戻ってこようかとも考えるが、ここはかなり道が入り組んだところにあり、今回見つけれたのも奇跡に近いものなのでもう一度見つける事は難しいだろう。


 それに、このゲームを始めて初のダンジョンなので、テンションが上がり、早くダンジョンに挑戦したいと思っていたので、帰らずにこのままダンジョンに挑戦する事にした。


 とりあえず、洞窟の中に入る前に今出来る最大限の準備をしていく事にする。戦闘スタイルもかなり定まってきたので、ステータスポイントも割り振る事にした。


 最初のレベルアップの際には20、その後のレベルアップ時には10ずつステータスポイントが貰えていたので現在は80ポイント溜まっている。


 これを物攻に50、速度に30振り分ける事にした。ヘッドショットをすれば物攻は関係ないのだが、流石に急所に当たれば一撃で死亡というのは鬼畜すぎるので、いつかは修正されるだろうと予想し物攻にも振る事にしたのだ。


 ステータスポイントを上げたことでなんだか体が軽くなったような気分がする。おそらく速度と名義上分かりやすく書かれているが身軽さなども一緒に上がるのだろう。


 それは他のステータスに関しても同じ事が言える。物攻を上げたことで握力などが格段に上がった気分がする。


 スキルポイントに関しては今の所は欲しいスキルなどは無かったので、とりあえず振らずに置いておく事にした。


 これで今出来る準備が全て終わったので洞窟の中へと入っていく。



 ――――――


 今のルインのステータスとスキルを書いておきたいと思います。


 〈ステータス〉

 【HP】:230(+115)

 【MP】:80(+40)

 【賢さ】:120(+60)

 【物攻】:130(+65)

 【物防】:60(+30)

 【魔攻】:50(+25)

 【魔防】:60(+30)

 【速度】:140(+70)

 【器用さ】:100 (+50) 

()内数値は銃装着時にアップする能力です。

 〈スキル〉

 存在感希薄Lv1

 精密射撃

 銃を究めようとする者

 〈防具〉

 頭:初心者の帽子 物防+10 魔防+10

 胸:初心者の胸当て 物防+10 魔防+10

 腰:初心者の腰当て 物防+10 魔防+10

 手:初心者の籠手 物防+10 魔防+10

 足:初心者のズボン 物防+10 魔防+10

 靴:初心者の靴 速度+10

 〈武器〉

 初心者のスナイパーライフル改 物攻+20 射程200m 属性雷

 初心者のハンドガン 物攻+10 射程10m 属性無


 装備についてあまり詳しく書けていなかったのでここに一応書いておきます。何か気になる点があれば感想などで教えて頂けると幸いです。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 賢さが1話のステータスから30下がってますよ
[気になる点] ショットガンは何処に行ったんだろう?…ってふと思った。
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