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21話 不具合報告

昼にも投稿しておりますので、読んでいない方はそちらからお読み下さい。

 四人はクエスト紹介所まで戻ってきていた。


 中に入り、受けた依頼の達成報告と先程起きた事件について受付嬢に説明する。


 受付嬢はとりあえず俺達にクエスト達成報酬を渡し、その後奥に行って人を呼んできた。


「ここからは私が対応します。すいませんがもう一度不具合についての説明をしてもらってもよろしいでしょうか?」


「ええ、もちろんです」


 そう答えて先程出現した裏ボスについての説明を始める。


 その話を聞いて職員が少し考え始めた。


「まだそのボスは実装していないはずなのですが……。この話は仲間達に持ち帰って原因の究明対処にあたらせていただきます。不具合のお詫びといってはなんですがこの鍵を差し上げます」


「これは、何なのでしょうか?」


「ある条件をクリアすると行けるようになるダンジョンの鍵です」


「こんなもの貰ってしまって良いんですか?」


「はい。そこまで条件が難しい訳でも無いので、問題無いと思います。他に何かご不明な点はありますでしょうか?」


「この鍵は何処で使うんでしょうか?」


「それはお教え出来ません。一応隠しダンジョンなので……」


 その後お互いに礼をしてその場を立ち去る。


「誰かこのカギを使う場所について心当たりのある人いる?」


「私は、知らないですね……」


「私も知らないぞ」


 やっぱり皆知らないよなと思い、この鍵を使って行けるダンジョンは後回しにしようかと思っていると、カインが「俺、知ってるぞ」と言ってきた。


 この砂漠の地域を探索していた際に鍵穴のある場所を見つけた事があるらしい。


 次は皆でその場所に行く事にした。


 その行く予定を決めると、皆は今日はもう疲れたとのことで順にログアウトしていく。


 真白はログアウトする際にルインに声を掛けてくる。


「遅くなりましたが、装備が明日には渡せそうです。明日ご予定大丈夫ですか?」


「あぁ問題ないぞ」


 そう言うと、真白もログアウトしていった。


 ルインもログアウトしようと思ったのだが、後で確認しようと思っていたスキルがある事を思い出す。


 ログアウトする前にそれだけ確認しておこうと思い、スキル欄を開く。


 すると一つのスキルが追加されていた。


 〈神の雷〉

【効果】自身から半径五十メートル以内の地点に神の雷を落とす。

【獲得条件】サンドゴッドを倒す。


「そう言えば範囲攻撃系のスキル持ってなかったな。上級者には【魔力障壁】などで防がれるだろうがかなり使えそうだな」


 ルインは手に入れたスキルの効能に満足しながら、ログアウトしていった。


 ―――


 悠は現実世界に戻ってくると、既に時間は12時を回っていた。


 明日も学校があるのでもう寝ないといけない。


「明日は新しい装備も手に入るし、新しいスキルも試せる。楽しみだな」


 そう思いながら布団に入り、眠りについた。




久々の1日2回更新でございます。

少し短かったですがキリがいいのでここで切らせていただきました。


もしこの作品が面白いと思えば、ブックマークと評価置いていってやってください。


ポイントが増えると、作者が喜びます。

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