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誕生

結構長く書いていく予定です。

もしお付き合いいただけたら幸いです。

では本編どうぞ。


俺の名前は、小野寺敦(25)。

まあ所謂フリーターってやつだな。


はい、嘘です、すいません。

ヒキニートのゲームオタクです。ありとあらゆるゲームをやってきたが、やはり美少女が出てくるゲームにはまず目がない。美少女好きのゲーマーでヒキニート。

これが俺のステータスだ。


勘違いしないでほしいのだが、高校生まではそんなことはなかったんだ。ほんとだよ?

俺は全国的にも有名な進学校に通っていて成績も優秀だったんだ。

でも、親の会社が倒産してしまい進学することも叶わず、就職することになってしまったんだ。

そして俺は地元の中小企業に高卒で入社し、持ち前の器用貧乏で卒なく仕事をこなし、

なんとなく生きてきたわけだ。

そんな俺の唯一の趣味と言ったら、ゲームだった訳。寝食よりもゲーム。

会社のパソコンでも暇を見つけてはゲームしていたほど、俺はゲームが好きだ。


そんな平和な日常は、唐突に終わりを迎える。

あるとき社長に勤務中にゲームしているのがバレ、俺は会社を辞めさせられることになった。

。。。わかるぞ、みんなの言いたいことは、

最低なクズ人間って言いたいんだろ?その通りだ。

なにか目標があるわけでもなく、彼女も年齢=なんとやらってやつだ。

仕事がなくなってゲームに夢中になれる環境になってしまったのが今の現状を作ってしまった要因の一つだろう。

そして俺の親も苦しいながらも、進学させてやれなかった事に負い目を感じて、

俺がやりたいようにっと再就職を促すことなく実家寄生を容認していたことがヒキニートを作ったといえるだろう。

いや、俺の意志が弱いことによって今の状況を作ったのは誰の目にも当然である。

だがそんな俺はヒキニート歴6年となるが、今は何一つ後悔はしていない。

だってゲーム好きなんだもん。好きなんだもん。(大事なこと云々....)

そんな俺の年に二回のお楽しみの時期がやってきた。

そう、コミケである!!夏と冬に行われるこのイベントこそが、俺を外に駆り立てる唯一の外出機会なのである。

そんな俺は今年も意気込みよろしく、始発組として幕張へと向かっていった。


---------そして俺は刺された--------


始発組として電車の降り口が開いた瞬間に開幕ダッシュを決めた俺だったが、斜めから歩いてくるいかにも怪しい恰好をした男の存在に気付いてはいたが無視してダッシュしようとしたのだ。

だが男はこちらに近づいて、「俺は人を殺しても許される、、俺は神に認められているんだ。」

それが聞こえた瞬間にとっさに動きを止めてしまった俺。

次の瞬間には、体の感覚がなかった。


「....お、落ち..着け、俺、は.......」


ふと手のひらを見ると、そこには夥しい量の血がついていたのだ。

しかし痛みはない。安らかな気分だ。

だが段々と目の前がかすんでいく。

「俺は、死ぬ.....の、か......」



そこで俺は意識を手放した。

願わくば、次は容姿端麗成績優秀文武両道なイケメンに生まれますようにと願って....




「あれ?意識あるな?んーーなんだろ?意識はあるけど目が開かない....一体俺はどうなってしまったんだ?」



っんんんん?

待てよ?なんかえらい身体不自由じゃないか?

身体の感覚も鈍い...

あ、うっすらなんか見えるな。

ってあれ?俺誰かに抱っこされてね?

失礼ながら抱っこされるほど俺は小さくはないはずなんだがなぁ。

とりあえず視界ぼやけるからよく見えないが、抱っこを辞めさせるように言ってみよう。


「おんぎゃあ、おんぎゃー!!!」


!!!!!

あれ、ちゃんと喋れない!?おんぎゃあってまるで俺が赤ん坊みたいじゃないか!?

なんだこれ、なんなんだ!?夢でも見てるのか?

全く状況が飲み込めない。


???「あなたの名前はカイルよ、私たちのもとに産まれてきてくれてありがとね。愛してるわよカイル。」


おい待て。俺は小野寺敦だぞ?勝手に変な名前つけん------


???「アリシャ、よくやったぞ!男の子だ!俺の子供だ....こんなにも嬉しいもんなんだな、親になるってのは.....アリシャ、俺を親にしてくれてありがとう。これからカイルと君を守って生きていくよ。」


アリシャ「ふふっ、あなたったら。私もカイルもちゃんと守ってくださいね?」


???「神に誓って君たちを守っていくよ。何があろうとね。」


なんだこいつら?25歳童貞の俺の前でイチャイチャすんなや。見てて腹立つわ、ボケ。

がしかし、今の状況を客観的に見るとあれだよな。

俺、完全に赤ん坊だよね。しかも言葉わかるってことはここ日本なのかな?

しかし名前が奇抜だよな。アリシャって日本名じゃないだろ。どう考えてもさ。


だがこんな状況でも俺は冷静でいられるむしろ、興奮している。

なぜなら俺はヒキニートであった記憶をなくさずに今赤ん坊としてここに存在している。

これっていわゆる、転生だよね...?

俺がゲームで散々やってきたあれだよな?なんか超能力とか魔法とかに目覚めて俺TUEEEみたいな展開とか、美少女に囲まれてウハウハハーレム築けちゃうとか?

これが興奮せずにはいられるか?いや、いられないだろう。

世の中の紳士諸君、すまない。

俺はどうやら勝ち組のようだ。って言っても今置かれてる状況だけではなんとも情報量が少ないな。

なんとか情報を集めなければいけないな。

とそしてアリシャさん!?乳を俺に近づけるのは...ぐむっ!


みんな察してくれ。とりあえず一言言おう。


ありがとう、そして、ありがとう。


こうしてまだまだ謎だらけであるが、小野寺敦は死に、

俺はカイルという赤ん坊となって第二の人生を歩むことになった。


そして今世は絶対に童貞捨ててやる。

もうすぐだから!絶対ハーレム築いてウハウハしてやりますから。






処女作ではあるので、

誤字脱字などご指摘いただければ幸いです...

また感想等いただけたら今後の参考にさせていただけるので

是非ぜひ、お願いいたします。

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