俳句女子の「俳句ことはじめ」…五月雨
「五月雨を集めて早し最上川」
奥の細道で有名な、誰もが知る松尾芭蕉の、五月雨の句。
そうです。今回の兼題は、「五月雨」でした。
でも改めて「五月雨」って何?
俳句で詠まれたりすると、とても風流な気がするけど?
字のごとく、五月の雨?
そう、旧暦五月に降る雨なのですが、
つまりは今でいう梅雨のこと、なのです。
じとじと、ベトベトした梅雨、というと
私はあまり良いイメージはないです。
でも、俳句で「五月雨」
なんて言われると、古風な響きがするから
不思議ですよね。
さてさて、そんな五月雨で作ったものが
こちらです。
家に居り読書にふける五月雨よ
季語…五月雨(夏)
梅雨って、天気もパッとしないし
外に出るのも、おっくうになりますよね。
家にこもり…、することがない。
そういえば、買っただけで、まだ全然読んでない本があったっけ…。
と、なんとなく、読書がすすみますよね。
あ、小説がマンガやDVDに変化することも
ありますが 笑
そんなシトシト雨を窓越しに、
家に居り読書にふける五月雨よ
でした。