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可哀想な子
『俺』の人生のスタートはここからだ。
短気な爺ちゃんと、優しい婆ちゃん。
都会人には分からないかも知れないが、『俺』の田舎は本家だった。そのため、何かしらのイベントが発生する度に親族が集まる事になる。
「可哀想だなー」
覚えている。
コレが『俺』がよく投げられていた言葉だ。
当時の『俺』は、よく解っていないなりに屈辱感を
感じていたと思う。
何が可哀想なのか?
なんでこんな目で見られるんだ?
子供心ながらに、そう感じたんだ。
ある時爺ちゃんに怒鳴られた。
が、言ってる意味がわからなかった。
方言だ。そして早口だ。
『俺』は何か悪い事をしたのだろうか・・・




