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七つの秘宝と勇者様  作者: ごろー
1/2

始まり

どこにでもいるような普通の高校生

それが俺、水神みなかみようだ。頭は平均ぐらい、運動神経はまあまあ、ルックスは周りからはいい方だと言われている。俺には特に目立った特徴とかはないが、そんな俺につきまとう女子が一人いる。


「オーッス!陽、一緒に帰ろっ!」

振り返ると、ショートカットの可愛い女子が腕をブンブン振りながら、近づいてきた。

これが例の女子、俺の幼なじみの鍵守かぎもりのぞみ成績はいつも上位、運動神経バツグン、おまけにめちゃくちゃ可愛い。


「オッス希!おう、いいぞー」

と言って、希と帰ることにした。

別に俺たちはつき合ってると言うわけではないが、周りではつき合ってるていう噂が飛び交っている。


「そうだ陽、今日久しぶりにうちの家で遊んで行かない?」

帰り道くだらない話をしながら帰っていたら、希がそんなことを言い出した。

「おう、今日は特に用事ないから、いいぞ!」

と言い、希の家に向かった。

相変わらず希の部屋は綺麗だった。

「お前の部屋にこんな鏡あったっけ?」

と陽が聞いたら、「あぁ、それはこの前お婆ちゃんに部屋に鏡がないから欲しいって言ったらそれをくれたのよ。」

「そうか。」

と、俺はいい加減に答えてはいたが、その鏡が気になって仕方がなかった。

「今、飲み物持ってくるから、ちょっと待ってて。」

と言って希は部屋から出て行った。

「ほんとに綺麗な部屋だな。俺の部屋とは大違いだ。」

そんな事をぼやいていたら、希が戻ってきた。

「お待たせ!飲み物コーラでいい?」

「おう!サンキュー。」

と言ってコーラを貰った。

希とくだらない話をしていたら、後ろにある鏡が光り出した。「えっ!?」

「希!危ねー、鏡から離れろ!」

っと言ったが、希は鏡に吸い込まれそうになる。

「何!?きゃあっ!」

「希!俺の腕に掴まれ!」

と言って手を伸ばした。希は

腕に掴まったが吸い込む力があまりにも強く、二人は鏡の中に吸い込まれてしまった。「イッテテテ…おい希、大丈夫か?」

落ちてくるとき腰を打ったらしく、腰をさすりながらそう言った。

「ええ。何とか大丈夫よ。」

と言って、立ち上がった。

「しっかし、ここ何処だよ」

「そうね、私たちが元々いた、場所とは考えられないわね。」と言って、辺りを見回た。

「あぁ〜また誰かここに入ってきたニャ〜」

「えっ?誰?」

希が後ろを振り返ったら、そこに、小さな猫が立っていた。

「えっ?猫?ってかこの猫立ってない?」

と希はびっくりしている。

「ミャーが立ってちゃ悪いのかニャ?」

と言って近づいてきた。

「はぁ?ね…猫が…喋ったぁ!?」

と二人は驚愕していた。

「君たちは何でここにいるんだニャ?」

「知らねーよ!てかここ何処だよ!」

と陽は半ばキレぎみに言った。「ここはフォークランドと呼ばれる、君たちがいた世界とはまた別の世界ニャ!」「別の世界?じゃあここは日本じゃねーってことかよ。」

と陽はいった。

「ねえ猫さん、私たちはここからでられるよね?」「わからにゃいニャ…それとニャーはベールとゆー名前があるニャ猫さんじゃないニャ」

「まじかよ…じゃあ出られないってのかよ!」

「出られないってわけじゃにゃいけど、出るには奴らと戦わなければいけないニャ、でもそれは無謀すぎるのニャ…」

「それで、奴らって?」

希が恐る恐る聞いた。

「それは……悪魔たちニャ」

「悪魔ぁ!?んなもんどうやって戦うんだよ!?」

「それは、この世界では、身体に魔力が宿っている人は、魔法を使えるかもしれないのニャ。」

ベールは、この世界には魔法を使える人がいると二人に告げた。

「ニャーが見たところ君たちは身体に魔力を宿してるのにゃ。もしかしたら魔法を使えるかもなのニャ試しにやってみるニャ」

「やるってどうやるんだよ!」「まず手を出して、手の上に魔力を集めるってかんじなにイメージするニャ。」

言われたとおりにやってみたら、陽の手には火が、希の手には氷が出てきた。

「すげぇ!見ろ出来たぞベール!」

「私も出来たわ」

と二人はベールにその様子を見せた。

「二人とも凄いニャ…こんなに早く魔法を使えた人はニャーも初めて見たニャ」

ベールは唖然としている。

「これで悪魔を倒せるんだな?」

と陽は誇らしげに聞いた。

「倒せるかどうかは、二人の精神力と運動神経しだいニャ。それと二人の名前も教えて欲しいニャ」

「俺は、水神 陽だ」

「私は鍵守 希よ」

二人はベールに名前を教えた。「わかったニャ。二人がもし悪魔を倒そうと言うならニャーもしっかりサポートするニャ!」「もちろん倒すぜ!」

「ええ。じゃないと帰れないものね」

二人は悪魔と戦うことを決意した。

「あ…あと、二人に折り入って頼みがあるにゃ…」

「何だよ?」

「実は、この世界には、元々神様がいたニャ。その神様が悪魔たちによって、七つの宝石に封印されて、各地にとばされちゃったニャ…だから、二人に助けてほしいニャ!」

「助けてって言われたって…」希は困りながら答えた。

「お願いニャ!このままだとこの世界が崩壊しちゃうニャ!」「しゃあねーなぁわかったよ!俺たちが助けてやるよ。」

「ちょっと陽!なんで!?」

「だって、俺たちにこっからの出方と魔法を教えてくれたのはこいつだろ。少しは恩返ししなきゃだろ」

「それもそうね。」

二人は悪魔を倒してこの世界を助けることを決意した!

「ありがとニャ!じゃあ陽君、希ちゃん、これからよろしくニャ!」

「おう、よろしくな」

「うん、よろしくね!」

「んで、肝心の悪魔はどこにいるんだよ!」


「それは、こっから北にずっと行ったとこに奴の城があるニャ、悪魔はその中ニャ」それで、二人+一匹で、悪魔がいるという城を目指すことになった。


別世界での冒険が今始まった。

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