カップル破壊神
――自らの力に気づいたのはいつのことだっただろうか。
おそらく、友人の彼氏に会ったときだろう。
「こんにちは」
そう言った彼氏さんにぺこりとお辞儀した。
――そのあと、友人が別れたと聞いた時には驚いた。
あんなに仲よさそうだったのに、と。
それからも不思議なことが続いた。
自分と会ったカップルがことごとく破局していく。
――最初は偶然だと思った。
でも、決まって自分と会ったカップルは、3日後に破局する。
次第に私は迷惑をかけまいとひきこもるようになっていった。
友人は結婚し、私は家の中で過ごした。
――ある日、思い立った。
私が外を出歩けないのは他の人に気を使っているからで、別に自分が困るわけではない。
だから、外に出よう。
公園に行くと、男女がベンチに座っていた。
――彼らの将来なんて知らない。
私は自らの道を歩むんだ。
何じゃこの話。
追記:広告下にクレイジーエンジニアさまからいただいたイラストを貼りました!





