大人の抱擁
〈『拾遺スーパーヒロインズ!』第五話 没次回予告!〉
「森君と諍いかね? 長い付き合いだから、無いことは無いよ」
「当日中に、互いの主訴と誤解が生じた原因を発言しあい、和解する」
「それでも気まずくなっている時は、大人の抱擁さね。可愛い森君には、これが一番効くのだよ」
「近松先生、自分について詳しく語ることはやめていただけないだろうか」
―次回、第六話「舞姫と好色男」
「私達の大人の抱擁はだね、名前を呼び合うことが肝心なのだよ。そうだね、エリス。いや、今日はエリーが好いかな?」
「コメントは差し控えておく」
「時々は、私を『のりくん』もしくは『そーちゃん』と呼んでくれぬか、エリー」
「今の貴方に相応しい呼び方は、偏愛抱擁男である!」
〈元の次回予告!〉
「ついに来てしまったのだね……」
「近松先生、恍惚として、どうかされたのだろうか」
「……やっと君への想いが遂げられるのだよ。食指が動くでないか!」
「頗る暴走されているとうかがえる……」
―次回、第六話「舞姫と好色男」
「もう待ちきれぬ。森君、今宵こそ語らおうではないか。恋の手本を一からじっくりと教えてあげよう」
「断固として、拒否する」
「なに、恥ずかしがる事はないさ。ほら、私の胸へ飛び込んでおいで!」
「自分は速やかに退避する、この、好色男! ド変態!」




