表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/56

寡黙な先輩だって語りたい

〈『スーパーヒロインズ!』第四番歌 没次回予告!〉


唯音(いおん)先輩にとっての親友は、額田(ぬかた)先輩ですか」


「……です」


「もしも、額田先輩が先輩を親友だと思っていなかったら?」


「考えたこと、無い、信じている、から……」


 と、ふみかさんに言いましたが、もし、そんな風に思われていたら、(わたくし)は、悲しくなる前に、怒りが沸いてしまうでしょう。数ヶ月も掃除していない部屋の片付けを全て任され、恋の愚痴を夜通し聞かされ、卒業論文の資料の整理を頼んでこられたことはまだ許せますが、文学を勉強中の(わたくし)に、要約できるはずがありません。それでも(わたくし)は、きみえさんといる時間が何物にも代えることはできなくて、好きな親友のためですから、お手伝いをしているのです。時々、厳しくもしておりますが、(わたくし)は……………


―次回、第四番歌 「古池や 蛙巻き込む 黄のリボン」?


(先輩の方が、心の声長くない? 親友とは、何なんだろう。親友とは……!?)



〈元の次回予告!〉


「唯音先輩にとっての親友は、額田先輩ですか」


「……です」


「もしも、額田先輩が先輩を親友だと思っていなかったら?」


「考えたこと、無い、信じている、から……」


―次回、第四番歌 「古池や 蛙巻き込む 黄のリボン」


「すみません、変なこと訊いちゃいましたね。ほんと、私って……」


「何か、あった……ですか?」


「いや、大丈夫ですよ」




(私の親友は、親友は……?)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ