おじいちゃん組と呼んでいます
〈『スーパーヒロインズ!』 第十二番歌 没次回予告!〉
「おぶね先生は古巣で泳ぎ回っておりますな」
「お元気な証拠です。ところで土御門先生、今日の昼食は焼きそばですか」
「あっさり塩焼きそばや。貝だしやが、あさりではいりませんぞ、蛤ですぞ」
「私もインスタント麺をいただきたいです」
「時さんのお宅は、それはそれは偉大な空満神道大教会やさかい、日々丁寧に作られたお食事を召し上がっとるんやろうな」
―次回、第十三番歌 「擬せた者語」
「いいえ、時々出前をとることもあります。インスタント麺は、息子達に先取りされてしまって、食べられないんです」
「そちの書斎にしのばせたら、食べ損なわんですむやろ。コンビニへ寄って、ちょちょいと買うてみなされ」
「コンビニがこの辺りのどこにあるのか、分かりません。買い物は妻に任せておりましたので」
「そち、よう結婚生活が続いたもんやな……」
〈元の次回予告!〉
「やれやれ、おぶね先生は暴れ放題ですな、時さんや」
「お元気でいらして、良かったです」
「愚痴のひとつぐらい、こぼしてみなはれ」
「棚無先生とは関係ありませんし、愚痴ではないんですが……。妻に帰ってきてもらいたいんです。家の事が全然片付きません」
―次回、第十三番歌 「擬せた者語」
「ふぉふぉ、そちが迎えに行ったらええのや。花束抱えて、すまなんだと詫びれば、ほろりや」
「土御門先生、花はどこで用意するんですか。種から育てては、数ヶ月はかかります」
「そち、花屋ちゅうもんを知らへんのかや!? お代金を払えばすぐですぞ」
「財布のしまい場所が、分かりません。妻にすべて任せていますので」
「生きた化石に遭ふた心地よの……」




