外伝が書けるかもしれない
〈『スーパーヒロインズ! ものぐるほしきことども』第十二段 没次回予告!〉
「ふぉふぉふぉ、次回はついに雅なわたしが主や」
「たはああああ!! どうかされたのですか土御門先生! カメラ目線じゃないですか!? 私、宇治紘子にも映らせてくださーい!!」
「森君、今宵も私と大人の抱擁を……好いかね」
「近松先生、混乱を利用しての誘いは遠慮していただきたい」
「クス、クスクス。時進先生はスピンオフに出演されていましたが、他の先生方はまだのようですねえ。存在感の問題でしょうか」
「真淵先生、すみらへんが薬用のお酒を一緒に頼んでくらさい」
「花の宴ではかやうな盛り上がりを見せていますが、本篇・番外篇の戦闘場面での私達は、『呪い』と武術、剣術で魅せますわ! そして、次回の題名にもなっている私の名前は!」
―次回、第十三段「文学部安達太良准教授」
「して、例の話はどないなったんや?」
「ああああ! 『日文ティーチャーズ!』ですよね!?」
「お嬢さん達が青春を謳歌している間の、私達を描いたという短編集だったね」
「作者によると、現在も構想を練っているそうである」
「あの作者も懲りませんねえ。空満に執着されていらっしゃいますよ」
「いつれも構いらせん。新作、お待ちしていら〜す」
〈元の次回予告!〉
「ふぉふぉふぉ、次回はついに雅なわたしが主役ですぞ」
「違います! 僭越ながら、私、宇治紘子が主人公を務めるのですよ!!」
「ははは、二人とも冗談はよしたまえ。次は私と森君のロマンスさ」
「近松先生、自分は共演を許可していないのである」
「ふぬ、つれないなあ……」
「お好きなように仰っているようですが、時進先生の他にどなたが主役たりうるので
す? まさか本気で抜擢されるとでも思われているのではないでしょうねえ」
「そんな、真淵先生、恥ずかしいです。代わりに私の妻、息子と孫達を……」
「皆様、あいにくですが次回は私の話ですわ。題名をご覧になって!」
―次回、第十三段「文学部安達太良准教授」
「なんや、『暴走教師安達太良嬢』の間違いやないんか?」
「ずずずず、ずるいです! 私もタイトルに加えてください!!」
「どこかで聞いた事がある名だね」
「筒井康隆作品のパロディだろうか」
「クス。今回は安達太良先生にお譲りするとしますかねえ」
「そうですね。主任として命じます、私達で次の話を面白くしましょう!」
『了解!』




