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あなたに従い、尽くせない
〈『スーパーヒロインズ! ものぐるほしきことども』第七段 没次回予告!〉
「ねえねえ唯音、ちょっとお願いがあるんだけどさ」
「……?」
「この間作ってくれた、お掃除ロボット掃部くんを改造してほしいんだ」
―次回、第八段「ナイロンの糸」
「どのような、仕様に、する……ですか?」
「まず、他の家電をリモート操作してくれる機能、食事を運んでくれるように、腕を追加して、卒論用のBGMも流してくれて、寝落ちしないようにアップテンポな曲がいいな。そうそう、時々私のひとりごとに相槌打ってくれて、おまけにさつまいもをふかしてくれる機能があると最高だね」
「掃部くんを、労われ……です」
〈元の次回予告!〉
「きみえさん、忙しそう……ですね」
「うんうん、そうなんだよー。卒論が全然進まなくてさ」
「私に、出来ること、ある……?」
「あるある! 唯音がついてくれたら百人力だわ」
―次回、第八段「ナイロンの糸」
「何をすれば、いい……ですか」
「とりあえず、部屋の掃除を頼むよ。あと、余力があれば、炊事と洗濯も。化学の力でバシッとよろしく!」
「さっさと、卒論書け……です」




