夢は果てない
〈『スーパーヒロインズ!』第九番歌 没次回予告!〉
「ふみちゃんと、萌ちゃんは、諦めた夢てある?」
「作家になれるんじゃないか、って激しく思い込んでいた時期があったよ」
「ふみちゃんは面白い文章を書けるもんねぇ。『国語表現』の時間で、ようピックアップされているんやわぁ」
―次回、第十番歌 「声は聞いても違ふ人の顔」
「キワモノ扱いされているだけだよ。人とあんまり関わらないで、本ばかり読んで、書ける仕事だって、勘違いしていたの。萌子ちゃんは? 諦めたこと無さそうだけれど」
「いっパイありマスよ。船乗り、大工サン、猛獣使い、野球選手、先生、コック、落語家等々デス」
「なんでやめたん?」
「アレを一生デ経験デキるノハ、アノおジイさんチェリストしカいナカっタんスよ。寿限無ヲ百回言ッテ笑イの渦ヲ生むナンて、とテモとテモ」
「今だから話せる夢なんだね」
〈元の次回予告!〉
「夕陽ちゃんは、卒業したら院に行くの?」
「大学院なぁ……。全然考えてへんかったわぁ」
「ゆうセンパイは、日文ノ才媛っスかラ、センセ方アンド学生ガ、進路ニ期待シテるらシイっスよー」
「就職かなぁ。司書課程受けてるんやから、公立図書館で働けたらえぇなて」
「門狭そうだけれど、夕陽ちゃんなら現役合格できるんじゃないかなあ」
「激シク同意デス☆」
―次回、第十番歌 「声は聞いても違ふ人の顔」
「司書ハもッタいナイ感ジもしマスな。府庁、文部科学省、検察官!?」
「公務員に向いているよね」
「あはは、ありがたいんやけど、そないに有能やないよぉ」
(うちには、夢の墓標が、ぎょうさん立っているんやで…………)




